桜庭一樹:「伏 贋作・里見八犬伝」が自身初の劇場版アニメ化

劇場版アニメ「伏 鉄砲娘の捕物帳」イメージビジュアル(C) 桜庭一樹・文藝春秋/2012映画「伏」製作委員会
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劇場版アニメ「伏 鉄砲娘の捕物帳」イメージビジュアル(C) 桜庭一樹・文藝春秋/2012映画「伏」製作委員会

 テレビアニメ化されたミステリー小説「GOSICK−ゴシック−」で知られる直木賞作家の桜庭一樹さん初の週刊誌連載小説「伏 贋作・里見八犬伝」(文藝春秋)が劇場版アニメ化されることが発表された。桜庭さんの作品が劇場版アニメになるのは初めてで、タイトルは「伏 鉄砲娘の捕物帳」。今年公開される。

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 映画は、文藝春秋創立90周年記念作品で、監督は「千と千尋の神隠し」(宮崎駿監督)で監督助手を務め、アニメ「亡念のザムド」で監督デビューし、今回劇場版アニメ初挑戦となる宮地昌幸監督。架空の水上都市・江戸を舞台に、山で生まれ育ち、山のすべてを知っているが山のことしか知らない猟師の少女、浜路の成長を描く。

 一緒に暮らしていた祖父が亡くなり浜路は兄を頼って江戸へとやってきた。しかし、江戸は人にして犬、体も心も獣のような「伏」と呼ばれる若者による凶悪事件が頻発し、その首には懸賞金が掛けられていた。やがて浜路は、右も左も分からない城下町で、犬のお面を被った白い髪の青年に出会う……というストーリー。

 制作スタッフは、脚本をアニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」や劇場版アニメ「ベルセルク 黄金時代篇1 覇王の卵」を手がけた大河内一楼さん、ビジュアルデザインを劇場版アニメ「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」のデザインに関わったokamaさん、人物設計をアニメ「カウボーイビバップ」や「機動戦士ガンダムUC」などで原画を手掛けた橋本誠一さん、音楽をアニメ「鋼の錬金術師」など映画やドラマ、アニメなどの音楽を幅広く手がける大島ミチルさんがそれぞれ担当する。(毎日新聞デジタル)

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