ジェームズ・キャメロン監督が30日、東京都内で来日会見を開いた。映画「タイタニック3D」の公開を記念し、「アバター」のプロモーション以来約2年3カ月ぶりに来日したキャメロン監督は、「前回の滞在が短かったので、また来たいと思っていた。日本に戻って来ることができ、歓迎してくれて感謝します」とあいさつ。「タイタニック」に続き3D化する考えはあるか問われ、「この映画の反響を見てからだね」と笑みを浮かべ、「要望が上がってくれば考えるよ。特に、『ターミネーター2』なんて3Dにぴったりだと思うので、やる気は十分あるよ」と含みを持たせ、報道陣を沸かせた。
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「タイタニック」は、1912年に起きた豪華客船「タイタニック号」の沈没事故をもとに、俳優のレオナルド・ディカプリオさん演じるジャック・ドーソンと女優のケイト・ウィンスレットさん演じるローズ・デウィット・ブケイターの恋を描いた作品。97年に公開され、日本で歴代洋画興行収入第1位を記録するなど世界中で大ヒットし、第70回アカデミー賞11部門で受賞し、その数も歴代1位を誇っている。今年はタイタニック号就航100周年に当たり、3D化が決定した。
キャメロン監督は今回の3D化について、「沈没から100年というのも関係しているが、世界の映画に対してももちろん、タイタニック号の沈没事故そのものに注目を集めたいという思いもあった。3D化はものすごく手間も時間もかかる作業だったが、映画に新しい命を吹き込んで、大スクリーンで見てもらいたいと思ったんだ」と説明。「3D版のほうが感動できた」という声を多く聞いたといい、「驚いたけれど、(臨場感がアップしているため)無意識的に『作り物じゃない』という感覚になるために、感情を動かせる、よりドラマにのめり込めるんじゃないかな」と分析した。
またキャメロン監督は、26日(現地時間)には太平洋マリアナ海溝の最深部に単独で潜行、その後、キャンペーンのため、ロンドンとモスクワを歴訪したばかりで、「今が何日の何時かわからないくらいだよ。ここは日本だよね?」とユーモアたっぷりに話し、会場の笑いを誘っていた。
会見後には、タイタニック号就航100周年とヒロイン・ローズにちなみ、100本の青いバラがキャメロン監督に贈られた。映画「タイタニック3D」は、4月7日に全国公開。同4日には先行上映(一部劇場を除く)される予定。(毎日新聞デジタル)
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