マリリン・モンローが亡くなって、すでに50年がたつ。30歳のときの姿を描いたロマンス作「マリリン 7日間の恋」が全国で公開中だ。「王子と踊り子」撮影中の、モンローの秘めたる恋を、当時、第3助監督だった故コリン・クラークによる回顧録をもとに製作した。
あなたにオススメ
“あの頃”のジャンプ:実写ドラマ化も話題「ウイングマン」 1983年を振り返る
共演者でもあるローレンス・オリビエ監督との演技に対する意見の違いから起こる確執、夫で劇作家のアーサー・ミラーとの微妙な距離感。それらにマリリンが精神的に追い込まれていく中で、23歳のコリンにだけは誠実な人柄ゆえに心を許し、コリンもまたマリリンに恋心を募らせていくというストーリー。軸は、マリリンとコリンのほのかなロマンスだが、その一方で、セックスシンボルとうたわれたマリリンの素顔と、忍び寄る老いに恐怖を抱くオリビエの弱さも見せていく。
マリリン役のミシェル・ウィリアムズさん、オリビエ役のケネス・ブラナーさん、その妻ビビアン・リー役のジュリア・オーモンドさん、いずれも正直なところ、外見はそっくりとは言いがたい。しかし、見ているうちに彼らが“本人”に見えてきて、とりわけ、今作で米アカデミー賞の主演女優賞候補となったウィリアムズさんが、白いドレスをまといハンドバッグを片手にダンスを踊る場面では、そこにマリリン・モンローがいるかのような錯覚に陥った。
監督は、演劇やテレビシリーズで活躍し、今作が長編映画監督デビュー作となるサイモン・カーティスさん。コリン役は、「美しすぎる母」「ブーリン家の姉妹」のエディ・レッドメインさん。ほかに、大ベテランのジュディ・デンチさん、「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソンさんらが出演。なお、今作の撮影で、「王子と踊り子」の撮影中、実際にマリリンが宿泊したホテルも使われている。24日から角川シネマ有楽町(東京都千代田区)ほか全国で公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
映画「ゴジラ」のイベント「ゴジラ・フェス」内で上映された「フェス・ゴジラ4 オペレーション ジェットジャガー」「フェス・ゴジラ5 怪獣大決戦」に登場するジェットジャガーのソフトビ…
歌手の氷川きよしさんが8月に開催した活動再開コンサート「KIYOSHI HIKAWA+KIINA. 25thAnniversary Concert Tour ~KIIZNA~」の…
通算31作目となる「ゴジラ」の新作映画が製作されることが11月1日、明らかになった。同日、日本テレビ系で放送された「ゴジラ-1.0」(山崎貴監督)の放送後に発表されたもので、監督…
俳優の松重豊さんが、主演の人気ドラマ「孤独のグルメ」(テレビ東京系)を監督・脚本も務めて映画化する「劇映画 孤独のグルメ」(2025年1月10日公開)の主題歌を、ロックバンド「ザ…
10月28日に発表された25~27日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、山田風太郎さんのファンタジー小説を俳優の役所広司さん主演で映画化した「八犬伝」(曽利文彦監…