映画「マリリン 7日間の恋」で、マリリン・モンローを演じた米女優ミシェル・ウィリアムズさんが初来日し14日、帝国ホテル(東京都千代田区)で記者会見を行った。赤いミニドレス姿のウィリアムズさんは「元気?」と日本語であいさつ。モンローが新婚旅行の際に滞在した同ホテルでの会見に「魔法のような巡り合わせ。撮影でも実際の場所を使って、シンクロすることが本当に多くあった。来日会見をこのホテルでできて幸せ」と喜んだ。
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「マリリン 7日間の恋」は、封印されていた女優マリリン・モンローと年下の青年とのラブロマンスを映画化。1956年、名優ローレンス・オリビエとの共演のために英国へやってきたモンローは、結婚したばかりの劇作家アーサー・ミラーを連れて初めての海外での撮影に意気込むが、オリビエとの演技法の違いで日々対立し撮影は大幅に遅れ、夫は先に米国に帰ってしまう。孤独なモンローを理解し、支えたのは、新人監督の青年だった……というストーリー。モンローを演じたウィリアムズさんは、11年のゴールデングローブ賞で主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞し、12年のアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。
ウィリアムズさんは、初来日について「娘がすごく喜びました。東日本大震災の被災者のために、彼女がお手伝いしてためた寄付金を預かってきました」といい、日本では「ティーセレモニーを経験したい!」とコメント。好きな日本語を聞かれると「もしもし?」といたずらっぽく答えた。また「帝国ホテルで眠るときにつけた香水は、シャネルの5番?」という問いには、「世界で数人の方しか知らない秘密です」と答え、会場を沸かせていた。
同作での役作りについて、ウィリアムズさんは「見られるもの聞けるものはすべて参考にしました。10カ月の準備期間の中、3週間~1カ月くらいを歌にかけました」といい、演技面では「自分からこういうふうにしようとするのではなく、マリリンのことをたくさん学ぶことで、自然に自分の中でマリリンが作られていく」と語った。モンローの出演作で一番好きな作品を「お熱いのがお好き」と答え、「一番いい時に一番いい作品に出たと思う。何度繰り返し見てもあきない1本だと思います」と話した。「もしマリリンから映画の感想を聞けるとしたら、何と言われると思う?」と聞かれると、ウィリアムズさんは「考えてみたけれど、恐れ多くて自分からは言えない。マリリンに私が聞くなら『どう思った?』と聞きたい」と笑顔で話していた。
会見では、ゲストとしてモデルの西山茉希さんが登場し、ウィリアムズさんに花束を手渡した。映画は、24日から角川シネマ有楽町(東京都千代田区)ほか全国で公開。(毎日新聞デジタル)
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