夏雪ランデブー:アニメ化決定 ノイタミナ枠で7月から

「夏雪ランデブー」のビジュアルイメージ(C)河内遙/祥伝社/アニメ「夏雪ランデブー」製作委員会
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「夏雪ランデブー」のビジュアルイメージ(C)河内遙/祥伝社/アニメ「夏雪ランデブー」製作委員会

 花屋のアルバイトの青年と未亡人、幽霊の三角関係を描いた恋愛マンガ「夏雪ランデブー」がフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で7月からテレビアニメ化されることが30日、明らかになった。

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 「夏雪ランデブー」は、09年に「フィール・ヤング」(祥伝社)で連載をスタートした河内遥さんの恋愛マンガ。花屋でアルバイトをしている青年・葉月亮介は、店長の島尾六花に思いを寄せていたが、六花の家には、若い男の霊がいた。「六花の夫」で島尾篤という霊は、葉月と六花の恋路の邪魔をする……という三角関係を描いたラブストーリー。「このマンガがすごい!2011」のオンナ編4位に選ばれている。

 アニメは、「ローゼンメイデン」で監督デビューした松尾衡監督がメガホンをとり、キャラクターデザインは「おおきく振りかぶって」「魔法少女まどか☆マギカ」総作画監督を手がけた谷口淳一郎さん、制作は「ゆるゆり」の動画工房が担当。「おおきく振りかぶって」の阿部隆也役の中村悠一さんが葉月亮介、「ハチミツとクローバー」の原田理香役の大原さやかさんが島尾六花、「青の祓魔師」の奥村雪男役の福山潤さんが島尾篤のそれぞれ声を担当する。

 原作者の河内さんは「監督の繊細で素晴らしい演出と声優さんたちの響き合う演技の数々……本当にとんでもなくステキなので、夏が来るのが今からとても楽しみです」とアニメ化を喜び、松尾監督は「弱体化した体は霊になって宙を舞い、身体を欲す。雨が降ったとき、彼はどこにいるのだろうか?“この世の半分は悪魔のもの”と、うそぶくか……死のなかで、生の夢を見るのは異常か? 海に堕(お)ちるなんてごめんだよ。つまらない成果に一喜一憂するより、はるかに素晴らしいじゃないか! “夏雪ランデブー” やはり素敵な作品だと思う」とコメントを寄せている。(毎日新聞デジタル)

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