今年の米アカデミー賞で助演女優賞に輝くなど、数々の賞を受賞した「ヘルプ~心がつなぐストーリー」が公開中だ。60年代の米国南部を舞台にした今作は、黒人メイドに対する白人の仕打ちに、ペンによる異議申し立てをした1人の白人女性と、それに協力した黒人メイドたちの勇気を描いた物語だ。キャスリン・ストケットさんの小説を、テイト・テイラー監督が映画化した。小品ながら、米国では口コミで評判が広がり、公開2週目から3週連続で1位をキープ。アカデミー賞でも数部門でノミネートされるなど高い支持を得た。
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人種差別について描いているが、それだけではなく、そこから黒人たちがどのように立ち上がり、また、彼らに手を貸した白人女性たちとの友情を描いている。観賞後は落ち込むようなことはなく、すがすがしく席を立てる。
女優たちの演技がすこぶる心を震わせる。本を書こうと発奮するエマ・ストーンさんしかり、彼女に協力する黒人メイド役のビオラ・デイビスさんしかり。ほかにも「ツリー・オブ・ライフ」での寡黙な母を演じていたジェシカ・チャステインさんや、「ヒア アフター」のブライス・ダラス・ハワードさんの、従来のイメージを破る演技には感嘆させられる。そしてもう1人の黒人メイド役のオクタビア・スペンサーさん。彼女の素晴らしさは、オスカー像を手にしていることからも、いまさらいうまでもないだろう。3月31日からTOHOシネマズシャンテ(東京都千代田区)ほか全国で公開中。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
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