お笑いコンビ「バナナマン」の設楽統さんと日村勇紀さんが、アニメ「それいけ！アンパンマン」の劇場版最新作「それいけ！アンパンマン　よみがえれ バナナ島」で、物語の舞台「バナナ島」に住む「バナナマン」役の声優に決定した。作者のやなせたかしさんは「僕が作ったバナナマンをバナナマンの2人が演じてくれるなんて、すごく楽しみです」と同名役に期待を寄せている。

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　劇場版24作目にあたる「よみがえれ バナナ島」は、少々わがままだが元気いっぱいの女王・バンナと、たくさんのバナナマンが住む南の国「バナナ島」が舞台。アンパンマンたちはバナナ祭りに招待されて島を訪れるが、寒さのためにバナナが全部枯れてしまっていた。バナナ島を救おうとアンパンマンたちはバナナ山に向かうが、意地っぱりなバンナは助けてもらうことが面白くない。しかし想像以上の大ピンチだと気づいたバンナは、アンパンマンに勇気と元気をもらい、力を合わせることを決意する……という内容。

　2人が演じるのは、女優の木村佳乃さんが声を務めるバンナに仕える名コンビ、スッテン（設楽さん）とコロリン（日村さん）。元気いっぱいのバンナに振り回されながらも、アンパンマンたちと一緒にバナナ島のピンチを救うべく奮闘する可愛くコミカルなキャラクターだ。設楽さんは「この役はぜひやりたいと思っていました。とてもうれしいです！」と喜び、日村さんも「僕たちバナナマンが、バナナマンとして出られるなんて面白い。キャラクターも可愛らしいので一生懸命頑張ります」と気合十分だ。

　また、バナナ島に住むほかのバナナマンたちを、若手お笑いコンビ「スカイラブハリケーン」が担当し、同時上映の「アンパンマンとふしぎなパラソル」に登場する双子のカバの女の子、シドロとモドロを同アニメのオープニングテーマ「アンパンマンのマーチ」を歌う双子デュオ「ドリーミング」が担当する。映画は、7月7日から全国公開予定。（毎日新聞デジタル）