「Fate」シリーズなどで知られる創作集団「TYPE−MOON」の最新作で、現代に生きる2人の魔女と平凡な高校生の姿を描くビジュアルノベル「魔法使いの夜」がPC向けに発売される。分岐や選択肢がまったく存在しない“正当派”ビジュアルノベルで、電子小説を読むような感覚で楽しめる。
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舞台設定はバブルさなかの1980年代後半だ。田舎から都会に出てきた高校生の静希草十郎(しずき・そうじゅうろう)は、見習い魔法使いの蒼崎青子(あおざき・あおこ)、イギリス出身の魔女・久遠寺有珠(くおんじ・ありす)と出会う。3人はやがて古びた洋館で共同生活を営むことになり……というストーリー。
本作はビジュアルノベルが持つ「物語」の魅力を最大限に生かすため、あえて分岐や選択肢といったゲーム的な要素が削除されている。一方でシナリオ、グラフィック、サウンド、演出といった個々の構成要素が作り込まれた。日常風景を光と空気感を意識した繊細なタッチで表現し、その背後に広がる魔術世界を鋭いエフェクトと大胆な構図で描き分けるなど、さまざまなこだわりが見られる。
シナリオは「Fate」シリーズなどを手がけた奈須きのこさん、原画はイラストレーターのこやまひろかずさんが、それぞれ担当。「ストリートファイター4」にも参加した深澤秀行さんらによる楽曲や、インターネット発の音楽制作ユニット「supercell」が手がけるエンディングテーマにも注目だ。
魔法使いの夜(WindowsXP/Vista/7) TYPE−MOON 8400円 4月12日発売
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