今年で20周年を迎える人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の最新劇場版「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ! オラと宇宙のプリンセス」の初日舞台あいさつが14日、東京都内の映画館で行われ、20周年にちなんで、レギュラー声優陣のほか、ゲスト声優ら20人のゲストがステージに集結。主題歌を担当したアイドルグループ「AKB48」のユニット「渡り廊下走り隊7」は体調不良の渡辺麻友さん以外の6人が登場。しんのすけと同じ埼玉県出身の多田愛佳さんは、得意だというしんのすけの物まねを本人の前で披露。「渡り廊下のメンバーは、みんなしんちゃんのお尻が好きなので、『渡り廊下お尻隊』として、活動します!」と全員で宣言して、会場を盛り上げていた。
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記念作「オラと宇宙のプリンセス」は、プリンのことでケンカしたしんのすけとひまわりの元に、「ひまわり姫をお預かりします」と謎の男2人が現れる。渡された紙にしんのすけがサインをすると、次の瞬間、野原一家は上空に現れたUFOに吸い込まれ、「ヒマワリ星」という見知らぬ星に到着。そこに現れた王が「ひまわり様が姫にならなければ、地球もヒマワリ星も消滅~!!」と叫び、ぼうぜんとする父と母。しんのすけがサインしたのはすべてを了解するという「宇宙契約書」だった……という内容。
舞台あいさつには、ゲスト声優としてしんのすけの妹・ひまわりのお世話をする「イケメンDEイクメン軍団」の声を担当したお笑いコンビ「ココリコ」の遠藤章造さんと田中直樹さん、藤井隆さん、土田晃之さんというデビュー20周年を迎えた“イクメン”芸人の4人、司会は、ヒマワリ星のアナウンサー役で出演しているフリーアナウンサーの羽鳥慎一さんが担当した。
アフレコについて、土田さんは「僕なんかが声優をやっちゃいけないと思ったんですけれど、春日部は縁がある場所で、しんちゃんも家族で見ているので引き受けさせていただいた。でも、自分の出来がひどくて……。もう二度と声優はやらない」と苦労を語った。遠藤さんは「藤井君はマイクを通り過ぎて、前に出てせりふを言っちゃう。監督に3回も注意された」とミスを暴露すると、藤井さんは「あこがれのスタジオで興奮したんです」と照れ笑いを見せた。
しんのすけ役の矢島晶子さんは「テレビが始まったとき、視聴率は4%だったので、すぐ終わるなと思っていたんです……」と番組開始当時を振り返り、「変な声出し続けて20年、皆さんのおかげでやってこられました」とファンに感謝した。(毎日新聞デジタル)
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