注目の新譜:ブルース・スプリングスティーン 悲しみを乗り越えて完成させた3年ぶりの新作

ブルース・スプリングスティーンさんのアルバム「レッキング・ボール」のジャケット
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ブルース・スプリングスティーンさんのアルバム「レッキング・ボール」のジャケット

 米国を代表するロック歌手、ブルース・スプリングスティーンさんのアルバム「レッキング・ボール」(ソニーミュージック)が発売された。

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 オバマ大統領の就任式と同時期に発売された前作から3年ぶりの新作は、3月初旬に発売されると、米国内で半年にわたって首位の座にあったアデルさんの作品を抑え、見事チャート1位を獲得。相変わらずの人気ぶりを見せつけた。11年は、長年にわたってバンドのサックス奏者でもあった盟友、クラレンス・クレモンスさんが急死し、「クラレンスを失うのは、まるで自然の中にある大切な何かを失ってしまったような気がする。空気や雨を失うみたいに。何かが足りないんだ」と語っている。その悲しみを乗り越え完成させたアルバムの大半の楽曲は、力強さの中に怒りを感じさせるものとなった。とくにアルバムに先行して発表されたシングル「ウィ・テイク・ケア・オブ・アワ・オウン」では国への不信感と庶民の憤りを歌い、大きな反響を呼んでいる。

 「レッキング・ボール」は全11曲入りで2520円。ボーナストラックを2曲追加した特殊パッケージの初回生産限定スペシャルエディションは2800円。(毎日新聞デジタル)

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