西武鉄道は13日、今年で100周年を迎えることを記念して、西武池袋線の旧保谷車両基地(西東京市)でイベントを開催。同社が長年保存してきたE11型電気機関車を運用当時の赤褐色に修復し、一般公開した。また、普段見ることのできない車両施設や保守用車なども公開、展示し、訪れた多くの家族連れや鉄道ファンなどを楽しませていた。旧保谷車両基地でのイベントは今回が初めて。
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同社の前身の武蔵野鉄道は1912年5月7日に創立。イベントの目玉となったE11型電気機関車は、1923年米ウェスチングハウス社製。貨物を牽引(けんいん)する機関車として、主に池袋線や多摩川線で使用された。今回展示されたE11型電気機関車は73年に廃車され、75年から保谷基地で静態保存されている。E11型電気機関車の一般公開は廃車後、初めてで、約40年ぶりの“お披露目”となった。
イベントは「西武鉄道100年アニバーサリーイベントin保谷」と題され、沿線住民や利用者などが楽しめるイベントとして開催。会場では、車両の公開のほか、鉄道保安機器の展示、子供向けの制服撮影会、記念グッズの販売などが行われ、多くの人でにぎわった。(毎日新聞デジタル)