俳優の本木雅弘さんが13日、義理の母である女優の樹木希林さんが出演している映画「わが母の記」(原田真人監督)の舞台あいさつに「母の日」のサプライズゲストとして登場。目を丸くする樹木さんにカーネーションを手渡した。本木さんが登場すると、樹木さんは「何? よくそういう(イベントに登場する)気になりましたね!」と驚きの声を上げながらも花を受け取り、「何とお礼を言ったらいいか、分かりません。私だけでなく、夫の面倒も見てもらっているので、頭が上がりません。今日は布団をかぶって寝ようと思います」と感激していた。
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普段は樹木さんとは一緒に洗い物をするだけで仕事の話はせず、公の場は苦手だという本木さんだが「樹木さんは、大抵のことに驚かないので、こんなことでもなければ一瞬でも驚いてもらえないので、つい引き受けてしまいました」とサプライズ登場の経緯を語り、同映画の撮影時も「監督と前向きに真摯(しんし)に作品に取り組んでいらっしゃることと、普段は『2、3分以上の役はやりたくない』と言っていることで、この作品にかける静かな意気込みを感じていました」と樹木さんの熱演ぶりを語った。
樹木さんとの親子関係については「17年なんですけれど、緊張感に満ち満ちた婿生活をしている(笑い)」と明かしつつ、「さりげない、でも深い助言をいただいている。樹木さんの存在は、母という存在を超えて、いち人生の助言者。この先、自分を家族を豊かな人生に導いてくれるのではないかと期待しています」と普段の感謝を込めて話した。樹木さんは「(舞台あいさつでは)いつも監督が奥さんと息子さんと一緒にいて、私は寂しい思いをしていました。でも、これで、一挙に取り返せましたよ。ありがとう!」と本木さんに笑顔を見せていた。
映画は、作家・井上靖の自伝的小説を「クライマーズ・ハイ」(08年)などで知られる原田監督が映画化。役所広司さんや樹木さん、宮崎あおいさんら豪華キャストで話題を呼んでいる。1964年、小説家の伊上洪作(役所さん)は、父が亡くなったことから、実母・八重(樹木さん)の面倒をみることになる。幼少期、母親とともに暮らしてこなかった伊上は、妻と3人の娘や妹たち“家族”に支えられ、自身の幼いころの記憶をひもとき、八重の思いに向き合うことになる。八重は、次第に薄れていく記憶の中で、“息子への愛”を確かめようとし、息子はそんな母を理解し、受け入れようとする……という物語。樹木さんは主人公の老いゆく母を熱演している。(毎日新聞デジタル)
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