小雪:白雪姫の魔女役に松ケンもエール あの名ぜりふも披露

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 女優の小雪さんが16日、東京都内のスタジオで、グリム童話「白雪姫」を基にしたアクション・アドベンチャー映画「スノーホワイト」(ルパート・サンダース監督)の公開アフレコを行った。初めての吹き替えで、シャーリーズ・セロンさん演じる悪の女王ラヴェンナを担当する小雪さんは、家族の反応を聞かれて「夫(松山ケンイチさん)は、『今まであまりやったことのない役だから、面白いんじゃないの? 楽しんできたら』と言っていました」と笑顔を見せた。

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 白いレースのワンピース姿で登場した小雪さんは「鏡よ鏡。世界で一番美しいのは誰?」と、魔女の名ぜりふを報道陣の前で生披露。小雪さんは「結構怒鳴るシーンも多くて、昨日は声がかれかけた(笑い)。怒るシーンが多すぎてクラクラすることもありますね」とアフレコでの熱演の様子を明かした。また、自身の子どもへの絵本の読み聞かせについて聞かれると「うちの子どもはまだ絵本は聞けないと思いますが、両親とも俳優なので、たぶん普通の人よりは読むのがうまいんじゃないかな? 食い入るように見てくれるんじゃないかと思います」とにっこり。

 公開アフレコには、俳優のクリス・ヘムズワースさん演じるハンターのエリック役の椎名桔平さんも参加。洋画の吹き替えは初挑戦となる椎名さんは役柄について「新キャラかもしれませんが、白雪姫を救うならずもの、かっこいいじゃないですか、楽しくやらせいただきました」と気に入っている様子だが、アフレコについては苦戦しているようで、「芝居をやっているときには考えないことが出てくるんですよ。人が演じた声を吹き替えるのは難しいと思いました」と話していた。

 映画は、CMディレクター出身のサンダース監督が、これまでのイメージを一新させた異色の「白雪姫」を描く。ある王国を統治する女王ラヴェンナは、永遠の美と若さに執着し、毎日鏡を眺めていたが、鏡に「やがてあなたよりも美しい娘が現れます」と予言され、さらに「娘の心臓を食べれば永遠の美と若さを手に入れ、不死身となる」と聞かされる。女王は、その娘が自分の継娘スノーホワイトだと知ると、彼女を城の塔へ閉じ込めてしまう。7年後、スノーホワイトが塔から脱出し、深い森の奥へと逃げ込むと、女王は森に詳しいハンターのエリックを雇い、何が何でもスノーホワイトを捕えるように命じるが……という物語。

 映画「スノーホワイト」は6月15日から、TOHOシネマズ日劇(東京都千代田区)ほか、全国で公開予定。(毎日新聞デジタル)

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