佐々木蔵之介:和製インディ・ジョーンズ役で2時間ドラマ初挑戦 続編にも意欲

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 俳優の佐々木蔵之介さんが17日、主演を務めるフジテレビ系「金曜プレステージ」の新シリーズドラマ「塔馬教授の天才推理(1) 隠岐島の黄金伝説殺人事件」の東京・お台場の同局での会見に出席した。近世庶民文化史が専門の大学教授役を演じる佐々木さんは、役作りについて、大学教授が事件に巻き込まれるという共通点から、「インディ・ジョーンズ」をモデルにしたといい、「それっぽい感じで、『ハットは必要か。むちはいらんな』と(笑い)。そんなイメージで作っていきました」と振り返り、「むちの代わりにストップウオッチを持って。(作品中の)携帯の着信音も(インディ・ジョーンズのテーマ曲)。ポップ感じで楽しい2時間になってます」とドラマをアピールした。

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 ドラマは、高橋克彦さんの「南朝迷路」(文春文庫)が原作。佐々木さんが演じる近世庶民文化史が専門の大学教授で、浮世絵研究家でもある塔馬双太郎が、後醍醐天皇が流罪となった隠岐島に隠された幻の貨幣「乾坤通宝(けんこんつうほう)」を巡る黄金伝説にまつわる怪事件や、後醍醐天皇ゆかりの地である青森県黒石市大川原の火祭りの最中に起こった殺人事件の解明に挑む。そのほかキャストとして、塔馬の大学の同級生で出版社の雑誌編集部員・名掛亜里沙を森口瑤子さん、推理作家の長山作治を橋本さとしさん、山形県警尾花沢署刑事・山影哲夫を宇梶剛士さんが演じる。

 本作で、2時間ドラマに初挑戦した佐々木さんは「聞いてはいたんですが、本当に2週間で撮影するとは」と苦笑。隠岐島や奈良県の吉野で、冬場にロケを行い、「撮影がサバイバルでした。次はもっと暖かい時期に撮りたい」と笑わせ、シリーズ化について「なんでタイトルに『(1)』とつけたのか(笑い)。(何話続けるか)分からないんですけど、演じる役のキャラの立ち方が楽しかったから、これで終わらせるのは残念なので、次につなげたい」と続編への意欲をのぞかせた。

 会見には森口さんも登場。演じた役について森口さんは「大人の同級生ということで、距離感がすごくよく、面白いなと思いながら演じました」と振り返り、共演した橋本さんの印象を「ワイルド(な容姿)だけど、相当“天然”な方。でもあのキャラクターなので、なんとなく許せちゃう」と語っていた。ドラマは6月1日午後9時から放送予定。(毎日新聞デジタル)

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