人気グループ「V6」の岡田准一さんが、累計売り上げ100万部を突破した百田尚樹さんの人気小説を映画化する「永遠の0」に主演し、「生きて帰る」ことに執着したゼロ戦のパイロット・宮部久蔵役を演じることが21日、明らかになった。岡田さんは戦争を題材にした作品には初めての出演となり、当時の特攻隊員の髪形に合わせて、撮影前にバッサリと髪を切る予定だという。メガホンをとるのは映画「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズを手がけた山崎貴監督、宮部が愛し続けた妻・松乃役で井上真央さん、宮部の孫で祖父の謎を解き明かす現代の若者・佐伯健太郎役で三浦春馬さんが共演する。
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山崎監督との仕事を以前から希望していたという岡田さんは、撮影前にトレーニングや軍事教練などを積み、存命のゼロ戦パイロットたちにヒアリングを重ね、リアリティーを追求した演技作りに励み、「原作ファンの方の期待を裏切ることのない作品に、そして、戦争を実体験していない私たち世代にも、家族のために『生きる』ということにこだわった男を演じることで、何かしら感じとっていただける作品にできるよう、撮影に臨みたい」と意欲を見せている。
特攻隊員に興味があったという山崎監督は、主演の岡田さんについて「原作を読んで、すぐに岡田さんが浮かんだ」といい、ビジュアルから内面に至るまで岡田さんと徹底的にディスカッションを重ねているという。原作本については「物語の大きな謎にぐんぐん引き込まれ、ページをめくる手を止めることができませんでした。読み終わったときに涙が止まらなくなり、自分の手で映画化したいと強く思うようになりました」と思いを語り、「原作の持つダイナミズムに負けないよう、映画で戦っていきたい」と意気込んでいる。
物語は、太平洋戦争が題材ながら、現代の若者が祖父の足跡をたどるミステリー仕立て。司法試験に落ち続け人生の目標を見失っていた青年・佐伯健太郎と、フリーライターの姉・慶子は、太平洋戦争で特攻により戦死した祖父・宮部久蔵について調べ始め、パイロットとしての天才的な才能を持ちながらも「海軍一の臆病者」と呼ばれ、生きることに執着した戦闘機乗りだった祖父の意外な姿が分かる。やる気をなくした健太郎だったが、最後の取材で、「宮部が何よりも家族を愛していた」と話す戦友に出会う。「妻と娘のために生きて帰る」と生に執着した祖父が、なぜ特攻に志願したのか。ふたりは、60年間封印されてきた驚がくの事実にたどり着く……というストーリー。
岡田さん演じる宮部の孫・健太郎を演じる三浦は「作品がもつメッセージを、僕のようなリアルに戦争を知らない世代の方々にも感じとっていただけるよう、誠実に真剣に役に臨みたい」とコメント。宮部の愛した妻・松乃を演じる井上さんは「語り継ぐべき真実や大きな愛を今の時代を生きる方たちに広く知ってもらいたい。出征した夫との約束を信じて、精いっぱい生き抜く松乃を通して、私自身もその一端を担えたら」と決意を語っている。映画は6月にクランクイン。奄美大島や千葉、茨城などでロケを行うほか、アクロバティックな空撮も行う予定で、約3カ月間に及ぶ大規模な撮影になるという。13年公開予定。(毎日新聞デジタル)
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