「今日の優子はほんとうにキラキラしている」。AKB48選抜総選挙で1年前、大島優子さんとの激戦の末、「わたしのことは嫌いになってもAKBのことは嫌いにならないで」と語った前回覇者の前田敦子さんが大島さんの首位奪還に沸く日本武道館に登場し、大島さんと抱き合い勝利を祝福した。
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前田さんはグループからの卒業も決まり、今回の総選挙を辞退した中、フジテレビのスタジオから開票の模様を観戦し、大島さんの勝利に沸く会場に急行した。会場ではまさに名前を呼ばれた大島さんが自席で観客席を向いて両手を挙げ、涙を流しながらも笑顔で喜びを表現し、壇上に上がり、「私は秀でた才能もなければ……」と話し始めたところだった。前田さんは涙を流しながら檀上に登場し、大島さんに花束を贈りながら見つめ合い、抱き合った。
「ここに立つメンバーの苦しみは、立った人間しかわからない」。これまで3回の総選挙で大島さんとつばぜり合いを演じた前田さんから出た言葉だった。「今日の優子は本当にキラキラしています。オーラっていうのはこういうことだと教えてもらいました。おめでとうー!」と大島さんを讃えた。
大島さんは「メンバーの道を開こうとしたあっちゃん。私は土台になりたい。この順位で優子頼むぞとみなさんから言われている気持ち。頑張ることに慣れているのでまだまだ頑張ります」と前田さんの言葉に勇気づけられた。(毎日新聞デジタル)