臼澤みさき:被災地の中2歌手が東京で初ライブ 夢は大きく武道館

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 東日本大震災の被災地で慰問活動を続けている岩手県大槌町在住の中学2年生歌手、臼澤みさきさん(13)が6日、JR有楽町駅前広場(東京都千代田区)で開催されたイベント「打ち水ウィーク~有楽町七夕まつり~」で東京では初となるライブを行った。臼澤さんは、ピンクの浴衣姿でライブに登場し、最初は緊張した面持ちだったが、デビュー曲「故郷~Blue Sky Homeland~」が流れると、落ち着いた様子で美声を披露。ライブ終了後、取材に応じた臼澤さんは「楽しかった」と喜びながら「いつか武道館でライブをしたい」と大きな目標を掲げた。

ウナギノボリ

 臼澤さんは小学3年生のときから民謡を習い始め、10年に「第49回日本郷土民謡協会主催 青少年みんよう全国大会」で「みんようグランプリ大賞」を受賞。避難所などを慰問し、歌で被災者を元気づける様子がテレビで放送されたのをきっかけに7月25日にCDデビューした。

 臼澤さんは、東京で行ってみたいスポットに「ディズニーランドと東京スカイツリーの真下」を挙げ、夏休みの予定について「今のところはないです。花火大会に行きたいけど、人が多いので」と笑顔でコメント。「浴衣を着て男の子とデートに行きたい?」と聞かれると「えーっ!」と叫びながら照れていた。

 イベントは、ヒートアイランド現象を抑える目的で05年から毎年行っている「大手町・丸の内・有楽町打ち水プロジェクト」の一環として開催。臼澤さんも報道陣の前で打ち水を行った。(毎日新聞デジタル)

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