コミケ82:女性アパレルが異例の出展 初音ミクTシャツが人気

人気の初音ミクTシャツ姿の店員=コミックマーケット初出展のアパレルブランド「earth music & ecology」のブースで
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人気の初音ミクTシャツ姿の店員=コミックマーケット初出展のアパレルブランド「earth music & ecology」のブースで

 20~30代女性に人気のファッションブランド「earth music & ecology(アースミュージック&エコロジー)」が東京ビッグサイトで開催中(12日まで)の日本最大級の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)82」の企業ブースに初出展し、ネットで「絵師」と呼ばれる人気のイラストレーターがデザインしたキャラクター「初音ミク」のTシャツなどを販売し、人気を呼んでいる。コミケにファッションブランドが出展するのは異例で、同ブランドコアターゲットの20~30代女性以外にも男性が多く訪れている。

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 「earth music & ecology」は、女優の宮崎あおいさんが出演するテレビCMでもおなじみで、3月に日本のアニメやポップカルチャーをテーマとしたブランド「Japan Label(ジャパンレーベル)」をスタート。usiさんやちほPさんらネットで有名なイラストレーターが手がけた「初音ミク」のTシャツや、同イラストレーターがデザインしたアパレルなどを展開している。通常、「earth music & ecology」は女性用のアパレルが中心だが、「Japan Label」では男性用のTシャツを販売し、人気を集めているという。また、4月に開催されたイベント「ニコニコ超会議」にもブースを出展しており、既存のブランドファン以外にもオタク層にも手を広げている。

 コミケのブースでは、「初音ミク」のTシャツやワンピース、カーディガン、タンクトップといったアパレル、ネックレスなどのアクセサリーを販売している。同ブランドの担当者は「アパレルがコミケに出展するのは珍しいですが、コアターゲット以外の10代の女性も購入されていますし、メンズも人気です」と好調な様子だ。

 コミケは75年に始まったマンガや小説、ゲーム、音楽などの同人誌の即売会で、現在は夏と冬の年2回開催。11年夏は約54万人、同年冬は50万人を集めている。今年は10~12日の3日間開催され、企業ブースには、アニプレックスなど有力アニメ会社や鳥取県、グーグルなどが出展している。(毎日新聞デジタル)

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