10月放送開始のフジテレビ系連続ドラマ「結婚しない」で菅野美穂さんと天海祐希さんがダブル主演することが22日、明らかになった。2人は初共演。菅野さんは“結婚できない女”、天海さんは“結婚しない女”を演じ、さらに“結婚をする余裕がない男”を玉木宏さんが演じる。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　ドラマは、昨年放送された月9ドラマ「私が恋愛できない理由」のスタッフが手がけ、30代、40代の結婚しない女たちの等身大の恋愛や友情模様をリアルに描く。菅野さん演じる35歳を目前に控えた34歳の契約社員の田中千春が、たまたま出会った天海さん演じる桐島春子の家に転がり込み、同居生活を始める……という展開。

　菅野さん演じる千春は結婚したくないわけではないが、なぜかいつも交際が続かないというキャラクター。ドラマの主人公と同じ設定の35歳を22日に迎えた菅野さんは「毎日をきちんと過ごしながらも、ふくらんでいく不安、悩みを抱えている女性は今、とても多いのではないでしょうか。そんな、今ドキの女性像を等身大に、ユーモアを添えて演じられたらと思っています」と意気込みを語っている。また、仕事ができる女性で、達観した恋愛観を持つ春子を演じる天海さんは「結婚できるのか、できないのか。結婚するのか、しないのか。誰しもご自分の経験とダブらせながら、身近に感じていただけるのではないでしょうか」と話し、「特に菅野美穂さんとは、今回初めてご一緒させていただけるので、とても楽しみにしています」と語っている。

　また、恋愛はおくてでなかなか前に進めないという“草食系男子”で、仕事はフラワーショップのアルバイトのため自分一人の生活で精いっぱいという工藤純平を演じる玉木さんは「（ドラマは）現代における結婚の意味、的を射たテーマ、脚本だと感じています。登場人物それぞれの結婚観が会話劇であることによって、リアルに表れている等身大の人間ドラマですのでお楽しみに！」とメッセージを寄せている。

　同局の中野利幸プロデューサーは、企画意図を「女性のライフスタイルが変化していく中で、社会現象にもなっている“結婚しない人々”を真摯（しんし）に描きたいと思いました。何十人もの“結婚していない”女性たちを実際にインタビューし、リアルなエピソードも満載しました。なぜ、今、未婚率が急増しているのか、視聴者とともに考えていける等身大のドラマを目指します」と説明し、主演の菅野さんは「視聴者が一番共感しやすい主人公」、天海さんは「大人の女性として、“結婚しない”選択をした女性として最適」、玉木さんは「優しすぎて、前に進めないという現代人らしいキャラクター」として期待を寄せている。ドラマは10月から毎週木曜午後10時～同10時54分に放送予定。（毎日新聞デジタル）