おおかみこどもの雨と雪:原作小説が27万部の大ヒット 文庫部門で初の首位

小説「おおかみこどもの雨と雪」(角川文庫)のカバー
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小説「おおかみこどもの雨と雪」(角川文庫)のカバー

 23日発表されたオリコン週間本ランキング(27日付)によると、細田守監督の劇場版アニメ「おおかみこどもの雨と雪」の原作小説(角川文庫、6月22日発売)が1週間で約4万4000部を売り上げ、文庫部門で初の首位に輝いた。また累計売り上げは約27万2000部となり、映画は7月21日の公開から30日間で観客動員数が240万人を突破、ともに大ヒットを記録している。

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 同小説は、7月2日付の同ランキングに39位で初登場し、映画の公開直後となる7月21日付で3位にランクイン。その後も好調を持続し、8月6日付のランキングでは、最高週間売り上げとなる約4万5000部を記録して2位にランクインした。また、27日付のランキングによると、同名の児童向け小説も1週間で約1万5000部を売り上げ、児童書部門の首位を獲得した。

 「おおかみこどもの雨と雪」は、劇場版アニメ「時をかける少女」(06年)や「サマーウォーズ」(09年)で知られる細田監督の最新作。主人公・花(はな)と“おおかみおとこ”との出会いから恋愛、結婚、出産、子育て、“おおかみこども”の雨と雪の成長と自立までの13年間を描いた作品。原作小説は、細田監督が自ら筆をとっている。(毎日新聞デジタル)

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