注目映画紹介:「プロメテウス」リドリー・スコット監督初のデジタル3D撮影 臨場感に圧倒される

(C)2012 Twentieth Century Fox
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(C)2012 Twentieth Century Fox

 「エイリアン」「ブレードランナー」などで知られるリドリー・スコット監督の最新作「プロメテウス」が24日に公開される。古代遺跡から“人類の起源”についての定説を覆す重大なヒントを見つけた科学者たちは、民間企業が造った宇宙船プロメテウス号に乗り真相を探る旅に出る。そして、2年以上の航海の末に目的地の惑星にたどり着いた彼らは、そこで驚きの真実を目の当たりにするのだった……という展開。

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 出演は、主人公の科学者エリザベスに、北欧版「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」(09年)で注目されたノオミ・ラパスさん。プロメテウス号の航海を統括する企業幹部メレディスに「スノーホワイト」(12年)での魔女役が記憶に新しいシャーリーズ・セロンさん。さらに、彼らとともにプロメテウス号に乗り込むアンドロイド、デビッドを「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」(11年)や「SHAMEシェイム」(11年)のマイケル・ファスベンダーさんが演じている。

 冒頭から映像に圧倒される。スクリーンいっぱいに映し出されるのは、ゴツゴツした岩肌をなめるように進む映像。自然の中を疾走したカメラは、やがて鏡のように澄んだ湖面と巨大な飛瀑をとらえる。そこに姿を現す“あるもの”。そこから物語は、人類の起源に迫っていく。人間を「第一の原人」とする考え方を、「かなり疑わしい」と考えているスコット監督らしい、イマジネーションたっぷりのストーリー展開に度胆を抜かれる。しかも今回は、スコット監督初のデジタル3D撮影ということもあり、その特性を生かした立体映像がもたらす臨場感は半端ではない。3Dでの観賞をおすすめする。なお、女優の剛力彩芽さんが日本語吹き替え版でエリザベスの声を担当している。24日からTOHOシネマズ日劇(東京都千代田区)ほか全国で公開。3D版も同時公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)

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