ピース綾部:クールな天才科学者役で連ドラ初主演 「熟女好きのイメージ消す」

「毒<ポイズン>」で連ドラ初主演を務める綾部祐二さん
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「毒<ポイズン>」で連ドラ初主演を務める綾部祐二さん

 お笑いコンビ「ピース」の綾部祐二さんが、10月スタートの深夜ドラマ「毒<ポイズン>」(読売テレビ・日本テレビ系)で、連続ドラマ初主演を務めることが24日、明らかになった。クールな天才科学者を演じる綾部さんは「普段から天狗(てんぐ)と言われていますが、また鼻が伸びますねえ。もう抑えきれないです」とニヤリ。「ナルシストという点以外は真逆なので、『スケベ』とか『熟女好き』とか、芸人としてのイメージを消す作業からやっていきたい。新しい綾部のイメージにもご期待ください」と意欲十分だ。

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 ドラマは、「セーラー服と機関銃」や「三毛猫ホームズの推理」など、数多くのベストセラーを世に送り出しているミステリー作家の赤川次郎さんの同名作品を、初めて映像化。綾部さん演じる科学者の松井十一は、飲んだ人が24時間後に心臓麻痺(まひ)を起こして死亡し、毒の成分は一切検出されない“究極の毒薬”を開発した後、姿を消した天才科学者だ。その後、松井はさまざまな現場に神出鬼没。まるで実験するかのように、人々に毒を渡してはその後の展開を見つめていくというミステリアスな役どころ。原作の赤川さんは「かなり前の作品だが、今でも面白いと思って映像化していただけるのはうれしい」といい、「人を殺した方が敗北者となり傷ついていく。こんな時代だから、人の命を絶つことの重みを知ってほしい」とコメントを寄せている。

 綾部さんは、ドラマの見どころについて「毎回のゲストが『毒』をどう使っていくか、その人間がどう変わっていくかを見てほしい。なぜ主人公が毒を人に渡すのかという秘密も話が進むにつれて明らかになります」と語り、「こんな役をやってみたかったのです。いい経験になります」とコメント。俳優業についても「芸人がベースですが、必要とされれば、役者にも挑戦していきたい」と意気込んでいる。

 綾部さんのほか、姿を消した松井と毒薬を追う警視庁捜査一課の女性刑事・笹本直美役で臼田あさ美さん、初めは反発するが、後に直美の良き相棒となる先輩刑事・千葉健介役で渡辺いっけいさん、直美の父親の父親代わりの存在でもある刑事課部長の刀根山唯人役で、坂本あきらさんらが出演する。ドラマは10月4日から毎週木曜午後11時58分放送。第1話には、小泉孝太郎さんがゲスト出演する。(毎日新聞デジタル)

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