宇宙刑事ギャバン:30年ぶり主題歌はハードロック調 串田アキラ「気合入った」

映画「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」の新たな主題歌「宇宙刑事ギャバン−type G−」の収録を行った串田アキラさん
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映画「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」の新たな主題歌「宇宙刑事ギャバン−type G−」の収録を行った串田アキラさん

 82~83年に大ヒットした特撮テレビ「宇宙刑事ギャバン」で主題歌を歌った歌手の串田アキラさんが、29年ぶりに単独作品として復活する映画「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」(金田治監督)でも主題歌も担当することになり、28日、東京都内のスタジオで収録を行った。約30年ぶりの新主題歌はハードロック調にアレンジされた「宇宙刑事ギャバン−type G−」。自前のギャバンTシャツを着て気合十分の串田さんは、当時の主題歌「宇宙刑事ギャバン」とのダブル主題歌として使用される新たな楽曲をパワフルに歌い上げた。

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 今回の主題歌のオファーは「どうしようもなくうれしかった」という串田さんはレコーディングを終え、「基本は強く優しく。当時と同じ気持ちです」としながらも、「力は入るし緊張しますね。最初はうまく歌ってやろうとか雑念もあったけど、初心、初心と思って、歌うごとに気合が入ってきました」と笑顔を見せた。

 「声の質も当時はもっとハスキーだったけど、今は重さが出てきたかな」と自信を見せ、「時間があれば腹筋は1000回以上、腕立ても50回を6~7セット。ダンベルも15キロを(左右)300くらいずつやってますよ」とパワフルな歌声の秘けつを明かし、「『声だけは衰えたらいかん!』というのがあるので、頑張ってます。ヒーローと同じくらいやってるかな」とにやり。「昔から知ってる方は懐かしいだろうし、ぜひ一緒に歌ってほしい。子供たちには昔のヒーローでも今も格好いいと思ってほしいし、歌もそういうふうに聴いてほしいね」とアピールしていた。

 「宇宙刑事ギャバン」は82~85年に放送された「宇宙刑事」シリーズの第1弾で、宇宙犯罪組織・マクーの手から地球を守るために、銀河連邦警察より派遣された宇宙刑事・ギャバン(大葉健二さん)の戦いを描いた作品。ギャバンは普段、一条寺烈と名乗り、乗馬クラブで働いているが、マクーが事件を起こすと変身して戦う。変身する際の「蒸着(じょうちゃく)!」という掛け声が人気となり、その後、「宇宙刑事」シリーズとして、「シャリバン」「シャイダー」が制作された。

 映画「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」は、新主人公の十文字撃役の石垣佑磨さんと往年の主人公・一条寺烈役の大葉さんが主演。さらに、「宇宙刑事シャイダー」の最終話(85年)で肩を並べたギャバン、シャリバン、シャイダーの3大ヒーローが27年ぶりに集結する。新シャリバン(日向快)役を三浦力さん、新シャイダー(烏丸舟)役を岩永洋昭さんが演じるほか、滝裕可里さん、永岡卓也さん、森田涼花さんらも出演する。

 映画「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」は10月20日に全国で公開予定。同17日には、串田さんが歌う新旧主題歌も収録されるCD「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE オリジナルサウンドトラック」(3150円)も発売される。(毎日新聞デジタル)

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