映画興行成績：「るろうに剣心」が初登場首位　早くも累計興収5億5000万円突破

　27日発表された25、26日の映画観客動員ランキング（興行通信社調べ）によると、和月伸宏さんのマンガが原作で、佐藤健さんが主演を務めた映画「るろうに剣心」が、初登場首位を獲得。全国327スクリーンで公開され、土日2日間で約29万5300人を動員し、興行収入約4億円となった。22日から24日まで先行上映も行われ、累計興行収入は5億5000万円を突破している。

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　2位は、俳優の高倉健さんが6年ぶりに主演を務めた新作「あなたへ」で、339スクリーンで公開され、土日2日間で約21万9200人を動員し、興行収入約2億3700万円を記録した。米マーベルコミックのヒーローたちが集結したアクション映画「アベンジャーズ」は、先週の1位から3位にダウンしたが、累計興行収入では早くも20億円を突破している。そのほか新作は、リドリー・スコット監督の最新作「プロメテウス」が4位に初登場。24日から768スクリーンで公開され、土日2日間で約20万200人、興収約3億250万円を記録し、初日と先行上映を含む累計成績では、動員50万人、興行収入7億5000万円を突破した。山田孝之さんが主演を務める劇場版「闇金ウシジマくん」が10位にランクイン。土日2日間で約5万人を動員し、興行収入約7500万円を記録している。

　「るろうに剣心」は、幕末に「人斬り抜刀斎」として恐れられた剣心が、明治維新後「不殺（ころさず）」を誓った流浪人（るろうに）として、新たな時代の生き方を模索していくという物語。主人公の剣心を佐藤さん、ヒロイン神谷薫を武井咲さんが演じるほか、吉川晃司さん、江口洋介さん、蒼井優さんらが出演している。「あなたへ」は、高倉さんと降旗康男監督との19本目のタッグ作。北陸にある刑務所の指導技官・倉島英二は刑務所に慰問に来た歌手・洋子と結婚し、平穏で幸せな日々を過ごしていたが、洋子は53歳の若さで亡くなってしまう。洋子が残した「故郷の海に散骨してほしい」と書かれた絵手紙の真意を知るため、英二は妻の故郷・長崎県平戸市の薄香港を訪れる……というストーリー。

　「プロメテウス」は、スコット監督が自らのアイデアを基に「人類の起源」というテーマに挑んだミステリー。ある科学者チームが「人類はどこから来たのか？」という人類史上最大の謎を解き明かすヒントを古代遺跡で発見し、宇宙船プロメテウス号に乗って未知の惑星を訪れ、想像を絶する運命に導かれていくさまを描く。「闇金ウシジマくん」は、真鍋昌平さんが「週刊ビッグコミックスピリッツ」（小学館）で連載しているマンガが原作。トゴ（10日で5割）という違法な高金利で金を貸す「カウカウ・ファイナンス」社長の丑嶋馨（うしじま・かおる）が、不良債務者たちを容赦なく追い込み、債務者たちの新たな活力を目覚めさせていく過程をリアルに描いた作品。山田さん主演で10年に連続ドラマ化されており、劇場版も引き続き山田さんが主演を務めている。また映画版にはAKB48の大島優子さんも出演し話題を呼んでいる。（毎日新聞デジタル）

1位 るろうに剣心

2位 あなたへ

3位 アベンジャーズ

4位 プロメテウス

5位 おおかみこどもの雨と雪

6位 BRAVE HEARTS 海猿

7位 マダガスカル3

8位 劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ キュレムVS聖剣士ケルディオ

9位 劇場版 仮面ライダーフォーゼ／特命戦隊ゴーバスターズ THE MOVIE

10位 闇金ウシジマくん