深田恭子:航空管制官役で主演 10月期のフジ日9連ドラ「TOKYOエアポート」

「TOKYOエアポート~東京空港管制保安部~」で主演する深田恭子さん
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「TOKYOエアポート~東京空港管制保安部~」で主演する深田恭子さん

 女優の深田恭子さんが10月にスタートするフジテレビ系日曜午後9時の連続ドラマ「TOKYOエアポート~東京空港管制保安部~」に航空管制官役で主演する。30歳手前で空港のグランドスタッフから、合格率1%といわれる航空管制官の国家試験を受けて合格した管制官を演じる深田さんは「向上心が強く自分にストイックな役柄を気を引き締めて演じたい」と意気込んでいる。

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 ドラマは、10年10月から始まった日曜午後9時のドラマ枠「ドラマチック・サンデー」の第9弾。羽田空港の管制塔に勤務し、航空機の安全で円滑な運航のために全機に指示を送る航空管制官・篠田香織(深田さん)らが空の安全を守る姿、共に働くスタッフとのチームワークや奮闘、空港で起こる人間ドラマなどを描く。脚本は、航空管制官たちの人間ドラマを描いた同局のCSドラマ「TOKYOコントロール」(11年)を手がけた宇田学さんが担当する。

 ほかに、佐々木希さん、要潤さん、瀬戸康史さん、佐藤江梨子さん、山口紗弥加さん、野波麻帆さん、浅香航大さん、平岡祐太さん、別所哲也さん、梶原善さん、時任三郎さんらが出演する。

 深田さんは「日本の空を守る航空管制官という仕事の奥深さを知り、今まで何気なく利用していた空港や飛行機の見方が変わりました」とコメント。「管制官をはじめ、空港で働くスタッフのチームワークや陰の努力が描かれると思いますので、注目していただきたいです」と話している。深田さんが同局の連続ドラマで主演するのは01年7月期の「ファイティング・ガール」以来、約11年ぶり。

 同局ドラマ制作センターの関口大輔プロデューサーは、深田さんの起用理由について「多くの人の命を預かるストレスの高い職業に就く篠田香織という難しい役には、視聴者の誰もが感情移入できる役者さんにお願いしなければならなかった。演じられるのは、ここ最近急に大人の魅力を身に着けられた深田さん以外にいないと思いました」とコメントしている。

 また関口プロデューサーは、航空業界の舞台裏を題材に描いて08年に公開された映画「ハッピーフライト」(08年)に携わり、同映画を2年半かけて取材する中で「一番興味深かったのが航空管制官の仕事」という。その後、「TOKYOコントロール」で空港以外の地域を扱う管制官の姿を描いた。今回のドラマでは「たくさんの命を守るという強い信念と空の安全を守るという責任感を抱き、世界でも最もストレスの高い仕事をこなしている管制官の知られざる仕事に迫ります。管制官たちの思いを伝えたい」と話している。(毎日新聞デジタル)

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