ゲーム質問状:「特殊報道部」 超常現象にどっぷりつかって

「特殊報道部」(PSVita、日本一ソフトウェア)
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「特殊報道部」(PSVita、日本一ソフトウェア)

 ゲーム制作に込めた開発者の思いを聞く「ゲーム質問状」。今回は、「特殊報道部」(PSVita)です。日本一ソフトウェアの簗瀬涼司開発部長に作品の魅力を聞きました。

ウナギノボリ

 −−ゲームの特徴と、セールスポイントは?

 テレビ局の番組制作クルーたちが超常現象を追いかけて番組を作るテキストアドベンチャーゲームです。PSVitaのタッチパネルを利用したゲームシステムが要所に組み込まれ、物語を進めながら、取材や企画書を選んだり番組制作を体験します。そして、超常現象の先にある結末を目指すのです。

 −−開発のコンセプトは?

 UFOや宇宙人、人体発火などの超常現象を目の当たりにしたかったんです。また、主人公は刑事でも探偵でもなくテレビ局のアシスタントディレクターです。事件の真相を考える必要はありますが、超常現象をそのまま体験できる人物にしました。これによって、ユーザーの皆さんに超常現象にどっぷりつかってもらいたいと考えました。

 −−今だから笑って明かせるけれど、開発当時は大変だったエピソードをお願いします。

 シナリオで結構もめました(笑い)。あーでもない、こーでもない、と。超常現象をどのように表現するのか? 主人公は何を体験するのか? 周囲の人物たちはどんな人たちなのか?ということを、シナリオライター、ディレクター、プロデューサーが、アイデアを出してはボツにしたりと、その積み上げがここに完成し、感慨深いです。ぜひ楽しんでもらいたいと思います。

 −−ファンへ一言お願いします。

 主人公の柚原遼(ゆはら・りょう)になって、番組制作チームの仲間たちとテレビ番組にするために超常現象の取材に向かってください!! 頼もしい相棒と、有能な先輩、クールな女子高生アシスタント、そしてひょうひょうとしたプロデューサーがともに困難に向かいつつも、テレビの視聴者に真相を届けるために一つの番組を作るのです。お楽しみに!!

 日本一ソフトウェア 取締役開発部長 簗瀬涼司

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