織田裕二:「踊る」初期メンバーと聖地・お台場に最後の集結「ただいまー!」

舞台あいさつに登場した(左から)深津絵里さん、織田裕二さん、ユースケ・サンタマリアさん、水野美紀さん
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舞台あいさつに登場した(左から)深津絵里さん、織田裕二さん、ユースケ・サンタマリアさん、水野美紀さん

 俳優の織田裕二さんが9日、東京・お台場の映画館で行われた公開中の映画「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」(本広克行監督)の舞台あいさつに登場。全国計6会場9回で行った「御礼舞台あいさつツアー」のファイナルとして、初期の湾岸署メンバーと再び同映画の“聖地”・お台場に帰ってきた織田さんは開口一番「ただいまー!」と満席の会場に呼びかけ、最後に「一生に一度の会えるか会えないかの作品にみんなが育ててくれた。ありがとうございました」と深々と頭を下げた。

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 続編を望む声を受けて、同席したユースケ・サンタマリアさんは「続けます!」と勢いづき、「来年の4月から『踊る大病院』という連ドラを同じキャストでやることになりました!」と冗談を飛ばした。一方、織田さんは「ベストの力を出せるうちに終わらせるのがいい選択かなと。続けたい気持ちもありますが、変なものを作りたくない気持ちがあります」と語り、「これで本当に最後です……ごめんね」と同シリーズ最後の作品であることを強調した。

 舞台あいさつが行われた映画館には全国の「踊る」ファンからのたくさんのメッセージが展示され、それを見た織田さんは感慨深げ。イベントが終了し、織田さんは一度は袖にはけたものの、再び会場に現れ、会場を埋めつくした観客を名残惜しそうに見まわし、「本当にありがとうございました!」とマイクを通さずあいさつ。続いて、ユースケさん、深津絵里さん、水野美紀さんも登場し、キャスト全員で手を振った。その後も、劇場周辺で取材を受けるキャストに対し、劇場を出た観客が「頑張れ、頑張れ、踊る!」とコールすると、織田さんら4人が再登場。笑顔で聖地のファンの声援に応えていた。

 「踊る大捜査線」は97年1月にフジテレビ系で連続ドラマとしてスタート。3本のスペシャルドラマが作られ、98年には1作目の映画「踊る大捜査線THE MOVIE」が公開。その後、03年、10年と続編が公開され、2作目「踊る大捜査線THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」は観客動員1260万人、興行収入173億5000万円という大記録を樹立するなど、国民的な人気作となった。

 劇場版4作目で最後となる今作は、湾岸署管内の国際環境エネルギーサミットの会場で発生した誘拐事件から始まる。被害者は射殺体で発見され、犯行には警察が押収した拳銃が使用されていた。緊急捜査会議が開かれるが、所轄の捜査員には一切の情報が開示されず、やがて第2の殺人が発生。さらに、捜査の過程である嫌疑がかけられた青島(織田さん)に辞職勧告があり……というストーリー。室井役の柳葉敏郎さん、すみれ役の深津さん、真下役のユースケさんらおなじみのメンバーに加え、物語の鍵を握る犯人・久瀬役にSMAPの香取慎吾さんが出演している。(毎日新聞デジタル)

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