踊る大捜査線：テレビ初放送の海外版は視聴率17.6％　瞬間最高22．6％

　織田裕二さん演じる青島刑事が活躍する人気シリーズ「踊る大捜査線」（フジテレビ系）の劇場版第2作「レインボーブリッジを封鎖せよ!」の海外版「踊る大捜査線THE MOVIE2 海外バージョン」が8日、同局の土曜プレミアムでテレビ初放送され、平均視聴率は17.6％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）だった。瞬間最高視聴率は午後11時7分に記録した22．6％だった。

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　同シリーズは1日に新作のスペシャルドラマ「踊る大捜査線　THE LAST TV　サラリーマン刑事と最後の難事件」が放送され、平均視聴率21．3％（同）、瞬間最高は午後9時56分と同58分に23．3％（同）を記録。織田さん主演のシリーズSPドラマでは「歳末特別警戒スペシャル」（97年、平均視聴率25．4％）、「秋の犯罪撲滅スペシャル」（98年、同25．9％）に続き3作連続での20％の大台超えとなっていた。

　「海外バージョン」は、03年に公開され、現在まで実写の邦画で興行収入歴代1位の座を守り続けている大ヒット作「レインボーブリッジを封鎖せよ!」を「BAYSIDE SHAKEDOWN2」というタイトルで、海外上映用に再編集した。テレビシリーズの視聴者にのみ分かるような細かいコミカルなエピソードをカットし、青島刑事を中心に物語が展開する。また音楽や効果音などの一部が異なるほか、撮影時の別テークなど未公開のカットも使用されている。

　物語は、03年、一大観光名所となったお台場が舞台。観光案内や迷子、交通整理などの対応に嫌気がさしていた青島俊作（織田さん）に、猟奇殺人事件の知らせが入る。本庁から室井慎次（柳葉敏郎さん）らが到着し、初の女性キャリア・沖田（真矢みきさん）を本部長とする特別捜査本部が設置されて捜査が行われるが、第二の殺人事件が起こり……と展開した。（毎日新聞デジタル）