神木隆之介:2度目の義経役は「運命」 大河ドラマ「平清盛」

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 NHK大河ドラマ「平清盛」の7日放送の第39回「兎丸無念」で、神木隆之介さん演じる遮那王(のちの源義経)と青木崇高さん演じる弁慶の運命的な出会いが描かれる。05年の大河ドラマ「義経」でも年少期の義経を演じた経験のある神木さんは「(義経役の)お話をいただいたときは、運命かもしれないと思った」と役への思いを語った。(毎日新聞デジタル)

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 「平清盛」は、武士が貴族たちから差別されていた時代、平清盛(松山ケンイチさん)が日本の覇者を目指す姿を描く。神木さん演じる義経は、源義朝(玉木宏さん)と常盤御前(武井咲さん)との間に生まれた三男。天才的な武将の才覚を持ち、のちに弁慶(青木さん)を従え奥州で修行し、腹違いの兄・源頼朝(岡田将生さん)の武力蜂起に合流して源氏勢に勝利をもたらす。

 現在、19歳の神木さんが大河ドラマに出演するのは「義経」以来、7年ぶり2度目。神木さんは、7年間の自身の変化を「いろいろ表現できるようになった」としみじみと語る。神木さんが義経に抱くイメージは「悲しさや絶望があるけれど、それに負けるのではない強さがある。カリスマ性があり、なぜか心を引かれ、尊敬できる人」といい、「皆さんの中にも義経のイメージがあるし、期待に応えないといけない。義経っぽいというだけでなく、深みのある見え方になるように丁寧にやっていきたい」と意気込む。

 第39回の見どころの一つとなる弁慶との出会いのシーンは「(弁慶役の)青木さんと積み重ねたものがあり、いいシーンになった。コミカルなところもあるので、楽しんで見ていただけると思います」と自信を見せる。さらに「青木さんはすごく優しい方。仲間、相棒というか(2人は)義経と弁慶のような雰囲気です」と青木さんとのコンビネーションも良好な様子。

 神木さんは、義経に尊敬のまなざしを向けながら演技について語るが、自身の性格については「自分はみんなを巻き込んでいくような性格なんです。うまくなりたい、知りたいという探求心には自信を持っている。友だちには『おとなしい人だと思っていた……』といわれるけど、逆なんですよ」と笑顔を見せる。「義経のように大胆な戦法で戦う姿にあこがれるか?」と聞かれると、「あこがれますよ。ただ、(義経が絶壁を馬で降りたといわれる)一ノ谷の戦いは自分だったら無理です。怖いです。遺書を書きます……」と冗談めかしていた。

 「平清盛」はNHK総合で毎週日曜午後8時に放送。(毎日新聞デジタル)

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