楳図かずお:休筆から17年ぶり名作「14歳」を加筆

楳図かずおさんが17年ぶりに結末を新たに描き下ろした名作マンガ「14歳」の冒頭のカット=小学館提供
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楳図かずおさんが17年ぶりに結末を新たに描き下ろした名作マンガ「14歳」の冒頭のカット=小学館提供

 マンガ家の楳図かずおさんが休筆から17年ぶりに名作マンガ「14歳」(小学館)の結末を新たに描き下ろし、11月30日に発売される「UMEZZ PERFECTION! 14歳」(同)の最終4巻に掲載されることが25日、明らかになった。18ページのカラー原稿を追加し、95年の連載終了から17年にして“真の結末”が描かれる。

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 「14歳」は90~95年にビッグコミックスピリッツ(同)で連載されたSF作品。コミックス全20巻と文庫版全13巻が発売されており、楳図さんは同作品が完結した95年から休筆状態となっている。「UMEZZ PERFECTION! 14歳」4巻に追加される18ページは、楳図さんが連載中に執筆しようとしていたが、諸事情で発表を見送ったという。

 同4巻には、楳図さんが作品のテーマなどについて話すロングインタビューも掲載。また、全4巻の購入者全員に「14歳」を描くきっかけになったという名作「漂流教室」の創作ノートをプレゼントする。

 1巻(2400円)と2巻(2600円)は30日、3巻(2800円)と4巻(2700円)は11月30日に発売。(毎日新聞デジタル)

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