三上博史:大量の難ぜりふに「鼻からずるずる流れるくらい必死」

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 俳優の三上博史さんが29日、NHK放送センター(東京都渋谷区)で主演する連続ドラマ「実験刑事トトリ」(NHK総合)の初回完成試写会に、共演の高橋光臣さんとともに出席。同局の連続ドラマは初主演で、動物生態学の研究者から43歳で捜査1課に配属された変わり者の新人刑事・都鳥博士(ととり・ひろし)を演じる三上さんは「現場に入って大変だったのは、とにかくせりふが多い。ややこしいせりふばかりしゃべっていて、本番直前までやってるんで、鼻からずるずるせりふが流れるくらい必死でした」と苦笑いで明かした。

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 三上さんの演じる主人公・都鳥博士(ととり・ひろし)は、大学の研究室で動物生態学を研究していたが、警視庁の中途採用試験に合格、論理的思考を駆使して仮説を組み立て、実験のような緻密さで捜査するという風変わりな役どころだ。ドラマは、日本テレビ系のドラマ「怪物くん」(10年)や「妖怪人間ベム」(11年)などの脚本家・西田征史さんのオリジナル作品で、都鳥は43歳で捜査1課に配属された新人刑事として、高橋さん演じる正義感の強い28歳の若手刑事とコンビを組んで事件に挑む。

 会見には、脚本の西田さん、制作統括の谷口卓敬チーフプロデューサー、演出の田中健二ディレクターも出席。続編について聞かれた西田さんは「僕の中では勝手にあると思っていて、(全)5話の中にいろんな“種”をまいているので、回収できる機会が得られれば」と意欲満々で、三上さんも「都鳥は事件に同調していく、犯人に寄り添うんですね。勝手な妄想なんですが、もしかして猟奇事件みたいになったら、とんでもないところに(都鳥が)行ってしまうんじゃないかって。そういうのもやってみたい」と目を輝かせていた。

 ドラマには三上さん、高橋さんのほか、栗山千明さん、笹野高史さんらも出演する。土曜ドラマスペシャル「実験刑事トトリ」はNHK総合で11月3日から毎週土曜午後9時。全5回。(毎日新聞デジタル)

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