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注目映画紹介:「黄金を抱いて翔べ」 妻夫木が笑顔封印 6人の男が命懸けで金塊強奪

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「黄金を抱いて翔べ」の一場面 (C)2012「黄金を抱いて翔べ」製作委員会

 ベストセラー作家、高村薫さんのデビュー作を「パッチギ!」(04年)や「ヒーローショー」(10年)などで知られる井筒和幸監督が映像化した「黄金を抱いて翔べ」が、3日から全国で公開された。大阪の街を舞台に、6人の男たちによる金塊強奪計画がスリリングに描かれていく。6人を妻夫木聡さん、浅野忠信さん、桐谷健太さん、溝端淳平さん、東方神起のチャンミンさん、西田敏行さんが演じている。

 学生時代からの友人・北川(浅野さん)に、新しい“仕事”を紹介された幸田(妻夫木さん)。その仕事とは、大阪にある銀行の地下に眠る240億円相当の金塊の強奪だった。仲間はほかに、銀行担当のシステムエンジニアの野田(桐谷さん)、元エレベーター技師でターゲットの銀行にも出入りしていた斉藤(西田さん)、爆弾を扱える元北朝鮮のスパイ“モモ”(チャンミンさん)、さらに、北川の弟でギャンブル依存症の春樹(溝端さん)。この6人が命懸けで強奪計画に挑んでいく。

 幸田を演じる妻夫木さんはいつもの笑顔を封印。ほかの5人も、演技のトーンは抑え気味にしている。井筒監督は英国や仏製フィルムノワールをイメージしたというが、抑えめの方がむしろ彼らが抱える孤独感や焦燥、行き場のない怒りを浮かび上がらせる。おそらく見る人の感性によって、結末のとらえ方はハッピーかアンハッピーかに分かれるだろう。いずれにせよ、腹にズシリと響く作品だ。3日から丸の内ピカデリー(東京都千代田区)ほか全国で公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)

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