杏:「大阪に嫁に行く」 父・渡辺謙からの激励を胸に朝ドラヒロインに挑戦

「ごちそうさん」の発表会見に出席した主演の杏さん(左)と脚本の森下佳子さん
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「ごちそうさん」の発表会見に出席した主演の杏さん(左)と脚本の森下佳子さん

 13年後期のNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」の主演を務める女優の杏さんが12日、東京都渋谷区の同局放送センターでの会見に出席した。オーディションなしでヒロインに抜てきされたという杏さんは「大きな役をいただけて光栄。責任ある立場だと思う。頑張っていきたい」と意気込み、父で俳優の渡辺謙さんから「『長丁場だけど、頑張れよ』といわれました」と激励されたことを明かした。さらに、ドラマは「食」がテーマで大阪を舞台としていることもあり「大阪に嫁に行くつもりで、食を通した幸せ、誰かと共有する幸せをお伝えしたい」と決意を語った。

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 ドラマは、大正時代からスタートし、食いしん坊の東京娘・卯野め以子(杏さん)がへんくつな大阪男・西門悠太郎に恋をして「くいだおれの街」大阪に嫁ぎ、激動の大正・昭和をたくましい大阪の母として生き、夫への愛を貫く半生を描く。脚本は、大ヒットしたドラマ「JIN−仁−」(TBS系)などを手がけた森下佳子さんが担当。連続テレビ小説の脚本は、放送中の「純と愛」が昨年大ヒットしたドラマ「家政婦のミタ」(日本テレビ系)の遊川和彦さん、来年春から放送の「あまちゃん」は宮藤官九郎さんが担当するなど、人気作の脚本家を起用する傾向にある。

 役への思いを聞かれた杏さんは「これまで理想の女性像を聞かれると、明治、大正、昭和を生きた女性にあこがれていると答えてきた。め以子はまさにその時代を生き抜いた女性」と歴史好きの“歴女”らしく返答。また「(自分は)3食必ず食べる。どんなに朝が早くても自分で作る。体がそうなっているんです。これからの課題はよくかんで食べること」と自身も“食いしん坊”であることを明かし、「得意料理は簡単な野菜を使った料理。中でもおつまみは得意です」と笑顔で話していた。

 ドラマは、13年5月にクランクインし、放送は13年9月30日から、全150回を予定している。(毎日新聞デジタル)

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