本木雅弘:初の洋画吹き替えに挑戦 「おくりびと」で白羽の矢

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 俳優の本木雅弘さんが、アカデミー賞で監督賞を受賞したアン・リー監督の映画「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」の日本語吹き替えを担当したことが29日、明らかになった。本木さんが実写の洋画吹き替えに挑戦するのは今回が初めて。アカデミー賞外国語映画賞を受賞した主演映画「おくりびと」がオファーのきっかけといい、アカデミー賞タッグが実現した。

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 映画「ライフ・オブ・パイ」は、英の文学賞「ブッカー賞」を受賞した小説「パイの物語」が原作。16歳の少年パイと家族、多くの動物たちを乗せた貨物船が嵐で沈没し、パイは救命ボートに乗るが、ベンガルトラも身を潜めており、太平洋で少年とトラの227日の漂流生活を送るという物語だ。

 本木さんが声を担当するのは、主人公の少年パイ。リー監督がここ数年でもっとも好きな映画が「おくりびと」といい、同じく死を強く意識する役の声を本木さんに託した。本木さんは、すでにロンドンの伝説のスタジオ「デイ・レーン・リー・スタジオ」で録音をしてきたといい、「プロジェクトにわずかながらも参加できたことに喜びを感じている」と振り返っている。映画は13年1月25日公開予定。(毎日新聞デジタル)

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