黒木瞳:相武紗季との新感覚の“嫁姑ドラマ” 石田純一も6年ぶりプライム帯出演

=テレビ朝日提供
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 女優の黒木瞳さんが、13年1月スタートの連続ドラマ「おトメさん」(テレビ朝日系)に主演し、相武紗季さん演じる“怖い嫁”にいびられる孤立無援の姑(しゅうとめ)を演じることが29日、明らかになった。また、黒木さん演じる主人公の夫役で石田純一さんが06年の連続ドラマ「不信のとき~ウーマン・ウォーズ~」(フジテレビ系)以来6年ぶりにプライムタイム(午後7~11時)の連続ドラマに出演することになった。

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 ドラマ「白い巨塔」「同窓会~ラブ・アゲイン症候群」などを手がけてきた井上由美子さんが脚本を担当。従来のホームドラマの定番だった“強い姑”VS“ 耐える嫁”という構図ではなく、同居することになった嫁の隠しごとが次々と発覚し、疑心暗鬼になる中で、「嫁が何らかの目的で家庭をメチャメチャにしようとしている」と確信した主人公の姑が、孤立無援になりながらも家庭の平和を取り戻すため“凶悪”な嫁と対決、家族と自分自身を再生させていく……というオリジナルストーリー。コミカルかつサスペンスフルに描いていく。タイトルの「トメ」は「シュウトメ」の「トメ」を意味している。

 主人公の“嫁に翻弄(ほんろう)される姑”水沢麻子を演じる黒木さんは「ニューキャラクターを作ることができるんじゃないかと高揚しておりますし、麻子を演じることで、実生活でもおトメさん(姑)の気持ちが少し分かるようになり、もっといい嫁になれるんじゃないかなとも期待しています」とコメント。姑を翻弄する“怖い嫁”水沢李里香役の相武さんについては「以前共演させていただいた際、その芝居のセンスのよさにほれました。今回は麻子と李里香として、思いっきり戦いのゴングを鳴らしたいと思います」と意気込んでいる。

 既婚女性役は初めてという相武さんは、「世のお嫁さんたちが『おトメさんにそこを分かってほしいんだよね!』と思っている部分をストレートに伝えられるよう演じたい」と抱負を語り、物語のサスペンスパートを担う李里香について、「自然体で演じていこうと思っていますが、おそらく相当不思議で怪しいお嫁さんです」と説明。黒木さんに対しては「“凛(りん)とした力強い女性”というイメージがあるのですが、その部分をどう崩され、ちょっとコケティッシュでコミカルな麻子さんを演じられるのか楽しみ。すごく可愛らしいおトメさんになると思うんです! 早く撮影現場でご一緒して、いろんなことを学びたい」と期待に胸をふくらませている。

 石田さんは、9月から放送された昼ドラマ「赤い糸の女」(東海テレビ・フジテレビ系)にも出演しているが、プライム帯では「不信のとき ウーマン・ウォーズ」以来の出演となる。石田さんが演じるのは麻子の夫・博行で、家のことは妻に一任し、家族のいざこざについては “事なかれ主義”を通しており、女性とのちょっとした火遊びも絶えない。嫁姑バトルから、さまざまな家庭の問題が表面化する中で、息子(郭智博さん)とともに男同士で団結するが太刀打ちできないでいる……という役どころ。このほか、大地康雄さん、鈴木砂羽さんらも出演する。木曜ドラマ「おトメさん」は13年1月スタート。毎週木曜午後9時から放送予定。(毎日新聞デジタル)

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