緊急取調室 (2025)
第7話 赤い殺意
12月4日(木)放送分
俳優の多部未華子さん主演の連続ドラマ「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」(TBS系・火曜午後10時)の第4話が、4月22日に放送された。江口のりこさん演じる、働くママ・長野礼子について、SNSで話題になった。
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「この前、子供の病気で大変だったんだって?」と同僚の女性から話しかけられた礼子は、「あのときは迷惑かけてごめんなさい」と謝罪。「気にしないで。だって子育ては大変でしょう?」と言われると、礼子は「大変は大変だけど、でもやっぱり子供は可愛いから」と率直に伝え、「もし産みたいなって思ってる人がいたら、私は応援したい」と自身の考えを話した。
その後、トイレでは、礼子と話していた同僚が「すいませんね、こっちは出産どころか結婚もしてませんけど」と別の同僚に愚痴っていた。
「悪気はないとは思うけど、でもちょっと傲慢な感じしない? 子供は持つべき、みたいな圧を感じたね。礼子さんみたいな“持てる者”はさ、私らみたいな“持たざる者”への配慮がなくなるんだよ」
そんな自分に向けられた厳しい言葉を、同じトイレにいた礼子は偶然聞いてしまい、すっかり元気をなくしてしまう。
夜。礼子がベランダに出ると偶然、隣のベランダに詩穂(多部さん)もいた。思わず詩穂に人間関係が大変だと漏らした礼子は、「私、同僚から持てる者、だと思われてたみたい。持ってるがゆえに傲慢だって」と話し始めた。
「彼女たちは知らないんだよね。会社に出勤するまで毎朝どんなにしんどいかも。お迎えに間に合うために、会社から駅まで全力疾走していることも。子供は可愛いだけじゃない。そんなこと子育てしている人ならみんな知ってる。でも、彼女たちにはわからない。悪気はないってわかってるんだけど」
モヤモヤした思いを吐き出した礼子は、「あ~あ! 私だって仕事終わりに焼き肉行きたいよ! 自分のためにマッサージとか、映画だって見に行きたい。私からしたらあっちの方が持てる者なんじゃないの、って思うけどね。自分のために時間を使える自由がある」と言うのだった。
SNS上では、「同僚の自分への愚痴をトイレで聞いてしまう礼子さんはキツイ」「礼子さんの話ほんとそう! お迎えまでの猛ダッシュ。でも確かに皆当事者にしか分からない事はある」「『持てる者』と『持たざる者』の話は考えさせられるな。安易に人を羨んだりかわいそがったりしないほうがいいってことだな」「持てる者と持たざる者、みんなないものねだりなんだけど、大人は大人できついよね」といった感想が次々と書き込まれ、話題になった。
原作は、朱野帰子さんの小説「対岸の家事」(講談社文庫)。主人公とは異なる立場や考え方を持つ「対岸にいる人たち」との交流を通し、家事という「終わりなき仕事」を描く。
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