スタジオジブリ:新作は「ポニョ」以来5年ぶり宮崎駿作品 14年ぶり高畑作品と2本同時公開

13年夏公開のスタジオジブリの新作「かぐや姫の物語」(左)と「風立ちぬ」のイメージビジュアル (C) 2013畑事務所・GNDHDDTK (C) 2013二馬力・GNDHDDTK
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13年夏公開のスタジオジブリの新作「かぐや姫の物語」(左)と「風立ちぬ」のイメージビジュアル (C) 2013畑事務所・GNDHDDTK (C) 2013二馬力・GNDHDDTK

 「コクリコ坂から」から2年ぶりとなるスタジオジブリの13年夏公開の新作が13日、発表された。新作は2本同時公開で一つは宮崎駿監督がゼロ戦の設計者の生涯について描いた「風立ちぬ」。もう一つは高畑勲監督が「竹取物語」を基にした「かぐや姫の物語」。宮崎監督は「崖の上のポニョ」以来5年ぶり、高畑監督は99年の「ホーホケキョ となりの山田くん」以来14年ぶり。また、宮崎、高畑両監督の作品が同時公開されるのは、「となりのトトロ」「火垂るの墓」の88年以来25年ぶりとなる。

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 「風立ちぬ」は堀越二郎という実在のゼロ戦の設計者の生涯と結核の美少女が登場する堀辰雄の「風立ちぬ」をイメージした物語。宮崎さんが雑誌「Model Graphix (モデルグラフィックス)」(大日本絵画)の09年4月号~10年1月号に連載した原作を基にしている。主人公の二郎の人柄については宮崎さんがオリジナルで作り上げたといい、のほほんとした雰囲気が宮崎さんの父に似ており、宮崎さんは「この作品で自分のおやじを知りたい」と語っているという。

 会見した鈴木敏夫プロデューサーは、高畑さんが演出、宮崎さんが場面設定・画面構成を担当した名作アニメ「アルプスの少女ハイジ」を引き合いに、「2本同時公開はお互いの刺激のためによかったのでは。いい作品ができる手段だと思っている」と語った。(毎日新聞デジタル)

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