大河ドラマ:松ケンから綾瀬に主役バトンタッチ 「平清盛」最終回は「涙なしには見られない」

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 23日に最終回を迎えるNHK大河ドラマ「平清盛」の主演を務める俳優の松山ケンイチさんと13年の大河ドラマ「八重の桜」の主演の女優の綾瀬はるかさんが20日、NHK放送センター(東京都渋谷区)でバトンタッチのセレモニーを行った。松山さんは「日本一のスタッフとキャストと仕事をするので、周りに頼ってもいいと思う。(自分は)最初、緊張したけど、緊張しすぎると表現の幅を狭めてしまい、そこから抜け出すのに時間がかかった」とアドバイスを送ると、綾瀬さんは「甘えるところは、周りに甘えて頑張りたい」と意気込んだ。

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 2人はドラマのゆかりの地にちなんだ品を交換した。松山さんは福島県会津地方の「起き上がりこぼし」、綾瀬さんは神戸市の「神戸ビーフ」を受け取った。綾瀬さんは「起き上がりこぼし」の顔などを描いたといい「昨日の(深夜)3時までかけて描きました」と説明すると、松山さんは「手作りは感動しますね。綾瀬さんの気持ちが込められているので、大事にします」と喜んだ。

 また、松山さんは「平清盛」の最終回を「ついこの間、アフレコをして、少し見たのですが、いろいろな思いが込められているので、客観的に見られなかった。涙なしには見られない最終回になっている」とアピール。綾瀬さんは「八重の桜」について「会津の人は戦争に負けて、何もない状態から前向きに生きてきた。そういう姿勢が皆さんの勇気になればと思います」と力強く語った。

 「平清盛」は、武士が貴族たちから差別されていた時代、平清盛(松山さん)が武士の頂点に立ち、日本の覇者を目指す姿を描く。最終回「遊びをせんとや生まれけむ」はNHK総合で23日午後8時から放送。「八重の桜」は福島県出身で戊辰(ぼしん)戦争の落日、会津の鶴ケ城に500人の女たちと立てこもり、銃を持って戦ったことから“幕末のジャンヌ・ダルク”と呼ばれ、後に同志社大学を創設した新島襄の妻となる新島八重(1845~1932)の一生を描く。NHK総合で13年1月6日午後8時から放送。全50回を予定。(毎日新聞デジタル)

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