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13年注目アイドル:ポストももクロは? 異色のメタルアイドルに実績の女子流

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 「AKB48」の独り勝ちかと思われた女性アイドルシーンだが、昨年は「ももいろクローバーZ(ももクロ)」が第63回NHK紅白歌合戦に出場するなど大ブレークした。AKB48の成功以降、幾多のグループが登場する中、今年はシーンを席巻する存在は登場するのだろうか。アイドルとメタルの融合を目指す異色の「BABYMETAL(ベビーメタル)」や昨年12月に女性グループとして「最年少での武道館公演」の記録を樹立し、実績十分な「東京女子流」など頭角を現しつつあるグループに注目した。(毎日新聞デジタル)

 ◇ありそうでなかったメタルとアイドルの組み合わせ ベビーメタル

 ベビーメタルは、メンバーが中学3年の3月になると卒業するというルールのアイドルグループ「さくら学院」の派生ユニットで、中元すず香さん(SU−METAL)、菊地最愛さん(MOAMETAL)、水野由結さん(YUIMETAL)の3人組。10年に結成され、楽曲が動画サイト「YouTube」にアップされると、アイドルとメタルというありそうでなかった組み合わせやヘッドバンギングなど激しいダンスが話題となった。昨年12月に赤坂BLITZ(東京都港区)で行われたワンマンライブでは約1500人を動員。9日にはメジャーデビューシングル「イジメ、ダメ、ゼッタイ」の発売を控えている。

 アイドル情報番組などを手がけるアイドルジャーナル社の楠山幸英編集長は、ベビーメタルについて「ももクロが音楽好きから支持されたように、人気が集まるかもしれません」と予想する。また、メタルに詳しい音楽誌の編集長も「『イジメ、ダメ、ゼッタイ』は(英バンドの)ドラゴンフォースのようなメロディックパワーメタル路線。ほかにも(米バンドの)ストーン・サワーなど正統派アメリカンヘビーメタルのような曲もあり、最近のメタルのおいしいところが詰め込まれているイメージ」と分析するように、メタル好きの評価も高い。ももクロは「神聖かまってちゃん」「氣志團」とのコラボレーションライブなど“異種格闘イベント”に積極的に参加し、邦楽ロックファンの支持を集めたこともあり、ベビーメタルもアイドルファン以外の支持層の拡大が期待される。

 ◇既に実績十分の東京女子流 玄人人気も

 東京女子流はリーダーの山邊未夢さん、小西彩乃さん、新井ひとみさん、中江友梨さん、庄司芽生さんの5人からなる平均年齢15歳のアイドルグループで、10年に結成。昨年10月にリリースされた11枚目のシングル「ROAD TO BUDOKAN 2012~Bad Flower~」がオリコン週間シングルランキングで4位にランクインしたり、昨年12月に単独では初となる日本武道館(東京都千代田区)の公演を成功させたりするなど着実にファンを獲得している。

 東京女子流は、ももクロのようにアクロバティックなパフォーマンスを繰り出すわけではない。しかし、“女子流の歌姫”の異名を持つ小西さんのボーカルや庄司さんのキレのあるダンスなど派手ではないが、クオリティーの高いパフォーマンスが魅力だ。また、MISIAさんの「つつみ込むように…」などの編曲を担当した音楽プロデューサーの松井寛さんが手がける楽曲の人気も高く、クラブミュージックに詳しい音楽ライターは「松井さんが手がけた『Liar』のリミックス(Royal Mirrorball Mix)は、ガラージュ(DJの故ラリー・レヴァンが好んだハウスミュージックやディスコ)のような雰囲気がある。『Limited addiction』『Rock you!』などファンクの要素が入った曲が多くて、アイドルには詳しくないのですがハマりました」と評価する。テレビなどの露出はももクロと比較するとまだまだ少ないが、ライブを中心に着実にファンを増やしていることもあり、今年はさらなる躍進が期待される。

 ◇個性派のチィキィパレードに“ご当地系”チームしゃちほこ

 さらに、日本レコード大賞新人賞に輝いた「SUPER☆GiRLS」の妹分にあたる9人組「Cheeky Parade(チィキィパレード)」や「ももクロ」「私立恵比寿中学」の妹分で名古屋を拠点に活動する6人組「チームしゃちほこ」も“ポストももクロ候補”として見逃せない。楠山編集長が「チィキィパレードは“小生意気”なキャラが面白し、ライブで盛り上げる曲が多い。チームしゃちほこのパフォーマンスは(11年の日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞した)Fairies(フェアリーズ)のような格好よさがあり、期待できそうです」と話すように、どちらもももクロに引けを取らない個性派で、“アイドル戦国時代”の台風の目になるかもしれない。

 ももクロは昨年、西武ドーム公演で約3万7000人を動員するなど成長を遂げたが、かつては小規模な会場でのライブを積み重ねながら、ファンを増やしていった。音楽市場の低迷が騒がれ、テレビの音楽番組が減っていく中、ライブやインターネットで人気に火が付き、新たな“国民的アイドル”が登場するかもしれない。13年のアイドルシーンの動向が注目される。

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