コミケ83:会場内で「黒子のバスケ」脅迫状3通 30日に出展予定ブロックで 

「黒子のバスケ」の同人誌900サークルが出展予定だった「コミックマーケット83」の一般ブースの様子=2012年12月30日午前11時ごろ
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「黒子のバスケ」の同人誌900サークルが出展予定だった「コミックマーケット83」の一般ブースの様子=2012年12月30日午前11時ごろ

 人気マンガ「黒子のバスケ」の関連団体に脅迫状が送られている問題で、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれた日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)83」の会場内で脅迫状3通が見つかっていたことが1日、明らかになった。

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 主催のコミックマーケット準備会によると、脅迫状は2日目の30日、閉会間際に「黒子のバスケ」が出展予定だったブロック(区画)で見つかったという。準備会は「便乗犯」と見ており、「これ以上脅迫に屈することは模倣犯や便乗犯を誘発することになりかねない」としている。

 「黒子のバスケ」は今年、関連団体に脅迫状が送られており、準備会宛てにも10月29日に「黒子のバスケ」のサークル不参加を要求する脅迫状が届いた。2日目の出展予定だったブースの約8%に当たる900サークルが「黒子のバスケ」のサークルだったが、会場の東京ビッグサイト側が解決まで関連サークル出展見合わせを強く要請したため、準備会では「黒子のバスケ」の同人誌を出さないことを決めた。

 コミケの開催期間中、準備会は会場と警察と協力して最大限の警戒態勢を敷き、さらに08年以来4年ぶりとなる参加者の手荷物の確認も実施。同作の関連サークルが出展する予定だった区画は、開場から1時間後の午前11時になってもほとんど人がいない状況だったが、3日間の来場者数は55万人と10年冬の52万人を上回る冬のコミケの過去最高となった。(毎日新聞デジタル)

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