注目映画紹介:「96時間 リベンジ」 続編は元妻と娘のWピンチを救うために奮闘

(C)2012 EUROPACORP - M6 FILMS - GRIVE PRODUCTIONS
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 リュック・ベッソンさんが共同脚本とプロデューサーを兼務し世界中でヒット、日本では09年に公開され、それまでのリーアム・ニーソンさんの物静かなイメージを見事に覆した「96時間」。その続編「96時間 リベンジ」(オリビエ・メガトン監督)が、11日から公開された。前作ではパリで拉致された娘を見事奪還してみせた主人公が、今度はトルコ・イスタンブールを舞台に、元妻と娘の大ピンチを救うために奮闘する。ベッソンさんは今作でも、共同脚本とプロデューサーを務める。

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 元CIA工作員で今はフリーのボディーガードをしているブライアン・ミルズ(ニーソンさん)は、イスタンブールでの要人の警護を終えたあと、元妻レノーア(ファムケ・ヤンセンさん)と娘キム(マギー・グレイスさん)と合流、久しぶりに家族水入らずの時を過ごそうと考える。ところが、ブライアンに恨みを持つアルバニア系犯罪組織がレノーアを拉致。ブライアンは、彼女を助けるために自ら一味に捕まるが、その間にもキムの身には危険が迫り……という展開。

 さすが、CIA工作員時代に数々の修羅場をくぐり抜けてきたブライアンだけあり、肉弾戦も頭脳プレーも目を見張る鮮やかさだ。前作でもそれらを駆使し、娘を奪還するためにむちゃくちゃなアクションを披露したが、今回もその勢いは止まらない。しかも今回は、元妻と娘の両方がピンチに陥るというダブルで災難が降りかかるが、娘キムが、父親のDNAを間違いなく受け継いでいると思われる活躍を見せ、前作に引けをとらない興奮が味わえる。シリーズものなので、前作を見ておくに越したことはないが、今作は単体でも楽しめる。11日からTOHOシネマズ六本木ヒルズ(東京都港区)ほか全国で公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)

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