八代亜紀:30年ぶりに米国公演 NY名門ジャズクラブで初のジャズ公演

12年11月9日にブルーノート東京(東京都港区)で開催された八代亜紀さんのライブの様子
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12年11月9日にブルーノート東京(東京都港区)で開催された八代亜紀さんのライブの様子

 演歌歌手の八代亜紀さん(62)が、ニューヨークの名門ジャズクラブで初のジャズ公演を行うと発表した。八代さんが米国公演を行うのは、83年以来、30年ぶり。この公演で、八代さんはあこがれの米ジャズシンガー、ヘレン・メリルさん(82)と共演を果たす。「ニューヨークのジャズクラブでのライブ、そして尊敬するヘレン・メリルさんとの共演と、二つの夢がいっぺんにかなうことになり、本当にうれしく思います」と喜びのコメントを寄せている。

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 八代さんは1950年生まれ、熊本県出身。クラブ歌手をへて、71年にデビュー。73年に出世作「なみだ恋」を発売した。その後、「愛の終着駅」「もう一度逢いたい」「舟唄」など数々のヒット曲を発表し、80年には「雨の慕情」で第22回日本レコード大賞を受賞した。12年10月に発売された初のジャズアルバム「夜のアルバム」は、音楽配信サービス「iTunes Store」などで世界75カ国に配信され、世界デビューを果たしている。

 公演は、「AKI YASHIRO with Special Guest Helen Merrill(仮)」と題され、3月27日にマンハッタンのジャズクラブ「バードランド」で行われる。八代さんから共演のラブコールを受けたメリルさんは「亜紀さんは、持ち前の美しく官能的な歌声で、才気と温かみにあふれた歌を聴かせてくれます」とコメントし、オファーを快諾したという。公演では、お互いのソロ歌唱に加え、デュエットも数曲、披露するという。

 八代さんは「希望を胸に銀座のナイトクラブで必死に歌っていた10代のころの亜紀ちゃんに教えてあげたいくらいです。ニューヨークでも、歌の心をしっかりと観客の皆様に届けられるよう精いっぱい頑張ります」と意気込みを語っている。公演の詳細は1月下旬に発表予定。(毎日新聞デジタル)

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