MD松尾のヒット解析：冬休み明けで低調　「DmC」に期待

　TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー（MD）の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

ウナギノボリ

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　新作の発売がなかったこともあり、全体的に低調でした。冬休みが終わって学校が始まったことも影響しているでしょう。ソフトの売り上げは「とびだせ　どうぶつの森」（3DS、任天堂）が断トツで、テレビ放送があったことも奏功したのか「逃走中 史上最強のハンターたちからにげきれ！」（同、バンダイナムコゲームス）も再浮上しています。

　◇今週の動き

　「DmC デビルメイクライ」（PS3、カプコン）がトップでしょう。キャラクターや操作系をリニューアルしており、コアユーザーを中心に予約も順調です。2位は「デジモンアドベンチャー」（PSP、バンダイナムコゲームス）と予想。いつもシリーズファンに人気のタイトルですが、今回はアニメ第1作を基にした作品ということで動向に注目しています。3位には「とびだせ　どうぶつの森」が残りそうです。

　◇ランキングは次の通り。（7～13日・TSUTAYA調べ・限定版含む）

1位　とびだせ　どうぶつの森（3DS）

2位　ワンピース ROMANCE DAWN 冒険の夜明け（PSP）

3位　真・北斗無双（PS3）

4位　モンスターハンター3G（3DS）

5位　龍が如く5（PS3）

6位　逃走中 史上最強のハンターたちからにげきれ！（3DS）

7位　New スーパーマリオブラザーズ2（3DS）

8位　コールオブデューティ ブラックオプス2　吹き替え版（PS3）

9位　とんがりボウシと魔法の町（3DS）

10位　New スーパーマリオブラザーズ U（WiiU）

　◇プロフィル

　松尾武人（まつお・たけと）　TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ　リーダー

　「GAME　TSUTAYA」加盟約500店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。96年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。02年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。