ビートたけし:7メートルの“自分史上最大作品”を公開 「アートは面白くないと」

「たけしアート☆ビートSP ~楽しくなければやっぱりアートじゃない~」で“自分史上最大作品”を制作したビートたけしさん(左)とヤノベケンジさん
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「たけしアート☆ビートSP ~楽しくなければやっぱりアートじゃない~」で“自分史上最大作品”を制作したビートたけしさん(左)とヤノベケンジさん

 お笑いタレントのビートたけしさんが15日、東京都現代美術館(東京都江東区)で美術番組「たけしアート☆ビートSP~楽しくなければやっぱりアートじゃない~」(NHK・BSプレミアム)の収録を行った。収録終了後に会見をしたたけしさんは、番組で制作した約7.4メートルの“自分史上最大作品”の造形作品「ANGER from the Bottom(地底からの怒り)」を公開。同作は、古井戸から巨大な怪物が出てきて、口から水を放つというオブジェで、たけしさんは作品を前に「すげえな。面白い。アートは面白くないとつまらない」と完成を喜んでいた。

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 「たけしアート☆ビート」は、たけしさんが“今、一番会いたいアーティスト”に会いに行き、その魅力を紹介する番組で、11~12年にレギュラー番組として放送。スペシャル版では、たけしさんが現代美術作家でヤノベケンジさんと京都造形芸術大の学生の協力で“自分史上最大作品”作りに挑戦する。

 「ANGER from the Bottom」は、“古井戸”をモチーフとした作品で、全長は最大で約8.7メートルまで伸びる。たけしさんは「下町には井戸にまつわる話が残っているが、水道が普及し、井戸はゴミ捨て場になってしまった。井戸のファントム(幽霊)が怒って、顔を出してくる……というのを面白くやった。環境問題も含まれている」と作品について説明。番組については「(自分が)勝手なアイデアをぶつけて、先生(ヤノベさん)が努力をする。たけしは好きなことばかりいっているな……などと思いながら見てほしい」とアピールした。

 作品は東京都現代美術館で展示された後、香川県の小豆島で開催される「瀬戸内国際芸術祭2013」でも展示される予定。番組はBSプレミアムで31日午後9~11時に放送。(毎日新聞デジタル)

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