ワンピース エッグヘッド編
第1152話 父と母の想い!ボニーの解放の拳
12月7日(日)放送分
第148回直木三十五賞(以下、直木賞)の選考会が16日、東京都内で行われ、朝井リョウさんの「何者」(新潮社)と安部龍太郎さんの「等伯」(日本経済新聞出版社)が受賞した。昨年から会社員として働いている朝井さんは緊張した面持ちで会見に登場し、「会社の面接とどっちが緊張している?」と聞かれると「今の方が……。いや、会社に失礼なので最終面接と同じくらい緊張しています」と笑顔を見せ、「デビューしてから一瞬で忘れられてしまう存在になると思っていた。これで小説を書くことにしがみついていけるのかなと思います」と受賞を喜んだ。
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朝井さんは89年生まれ。09年に「桐島、部活やめるってよ」(集英社)で第22回小説すばる新人賞を受賞。同作は神木隆之介さんの主演で映画化されている。12年、早稲田大文化構想学部を卒業。戦後生まれとしては直木賞の史上最年少での受賞となった。
朝井さんは「今後も会社員をしながら執筆活動を続けるか?」と聞かれると、「続けます」と宣言。「明日も会社に行かなきゃいけない。今日は早めに帰って、たっぷり寝ます。明日長い会議があるので、会議中に寝ないようにしないと」と冗談めかして話した。両親には受賞の電話で報告したというが、同僚にはまだ連絡していないといい「(受賞したら)時計を買ってくださる約束をした先輩覚えていますでしょうか? 取りました。よろしくお願いします」と会見を通じて報告した。
同日、52歳年上となる75歳の黒田夏子さんが最年長で芥川賞を受賞したことについては「年齢のことは関係ない」と話し、黒田さんと握手した感想を「すごくパワーをいただきました。これから私も何十年も書いていけるのかなと思った」とうれしそうに語った。会見の模様は動画配信サービス「ニコニコ生放送」で生中継されたこともあり、同サービスの運営者から「ニートの方もたくさん見ています。応援のメッセージを」と求められると「ここで何をいっても“超上から目線”になると思いますので、何も言えません」とはぐらかし、報道陣を笑わせた。
会見には同時に受賞した安部さんも登場し、「このような晴れやかな日が僕の人生にくると思わなかった。読んでくれた方にありがとうと申し上げたい」と感謝の言葉を述べた。(毎日新聞デジタル)
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