映画コメンテーターの有村昆さん(36)と、元日本テレビの丸岡いずみさん(41)が19日、ウェスティンホテル東京(東京都目黒区)で結婚披露宴を行う前に会見した。会見の主な一問一答は以下の通り。(毎日新聞デジタル)
あなたにオススメ
“あの頃”のジャンプ:実写ドラマ化も話題「ウイングマン」 1983年を振り返る
−−こんなふうになると思った?
有村さん 昨日カレンダーで1年前を見ていたんです。1年たったから申し上げられるんですけど、ちょうど彼女はおととしの9月に「news every.(ニュースエブリィ)」を降板して、震災うつというか、どの現場よりもすごく凄惨(せいさん)な現場を見てしまった。ちょうど昨年の1月くらいがおそらく彼女の人生にとってもどん底だったと思うんです。
たまたま僕と前に知り合って、毎日電話させていただいて、まさかその1年後にこうやって結婚のご報告をさせていただくとは思わなかったので、本当に人生とは不思議なものだなというか、僕にできることはなんでもさせていただきたいと心に誓ったので、愛の力で奇跡を起こすではないですけど、“奇跡の38歳”といわれた丸岡さんですから。
すごくどん底で誰とも連絡をとりたくないという状況のときに、僕はたまたま能天気なタイプなので、スッと入っちゃえる人だった。毎日「大丈夫?」とか話を聞いたりして、そこから2人の仲がこの1年で(進んで)今日に至る。チャップリンの言葉をいずみんに、ごめんなさい、いずみさんにいっていたんです。
映画というのはクローズアップで見ると悲劇かもしれないが、ロングショット、全体で見ると喜劇なんだといっていた。ちょうど1年前いずみさんにとっては悲劇だったかもしれないですけど、大きな目で見ると、それがあったから、僕と一緒になってもいいなと思っていただけたのかなと思うと、今、震災で苦しんでらっしゃる方々、病気を抱えてらっしゃる方々、すごくたくさんいらっしゃると思うんですけど、愛の力でそれを乗り越えていけるんだと、僕は本当にそういう力があると思ったので、非常に人生って不思議なものだとしみじみ感じています。
−−愛の力を感じた?
丸岡さん そうですね、彼の家に遊びに行ったときに、うつの本がたくさん置いてあったりして。ああ、私の病気のことを勉強してくれていたんだなって、そのときに愛を感じました。
−−自分の心で誓ったことを。
有村さん 彼女のどん底を見ていたので、もう僕は何も怖くない部分がありまして、一から僕たちで幸せをつかんでいこうという思いが深い。すごく真っ白な、すごくさわやかな気持ちで、今後の人生も彼女と一緒に、丸岡いずみ監督作品になるのか、僕が監督で彼女が主演女優になるのか分かりませんけれど、2人だけの映画を作っていきたい。
丸岡さん ずっと、結婚したい人は自分のすべてをさらけだせるというか。特に、病気で苦しんでいるときとか、何か苦しいときに隣にいてもらいたい人と結婚したいと思ってた。彼はまさにそうだった。これからはどんなことがあっても、一緒に歩いて行けるなと、今日式を挙げて確信しました。
−−普段はなんて呼び合ってる?
有村さん いずみん。
丸岡さん こんちゃん。(二人とも照れながら)すみません~。
−−相手の勘弁してほしいところは?
丸岡さん いびきがすごいんですよ。結婚式が終わったらいびき外来に連れていきたいくらい。眠れないですね。そこだけはちょっと勘弁してほしい。実は寝室は別です。
有村さん 結婚式終わったらいびき外来に行って、治して、一緒に寝ようという作戦を……。
−−現在、妊娠は?
有村さん 現在は妊娠はしていないです。妊娠して結婚式が延期になると(披露宴の司会の)宮根(誠司)さんをはじめ多くの方に迷惑がかかるので、現在調整中です(会場爆笑)。彼女の年齢も年齢なので、僕らとしては子供は1人ほしい。(丸岡さんに)頑張りましょう。