アニメ「HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)」で主人公のゴン役を務める声優の潘めぐみさんと、「機動戦士ガンダム」のララァ・スン役などで知られる実母の潘恵子さんが19日、東京都内で開かれた劇場版アニメ「HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)」のトークイベントに登場。めぐみさんの子どものころについて聞かれた恵子さんが「感性が豊かになってほしいと思い、食べられなくても、興味を持った音楽や習いごとを好きなだけ与えた」と母としての思いを明かすと、めぐみさんが号泣。さらに恵子さんがもらい泣きしている様子に涙を流す来場者も出る異例の展開となった。
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同アニメでゴンの育ての親、ミトを演じた恵子さんと、“母娘共演”を果たしためぐみさんは「23年間母として見てきたので、現場では先輩というのは違和感があった」とコメント。自宅でも、親の前では恥ずかしいと自室で役の練習をしているものの、居間から恵子さんの“ダメ出し”が飛んでくると明かした。
また、「機動戦士ガンダム」のシャア・アズナブル役で知られる池田秀一さんと16歳のころに出会い、「最初のファンになってくれた」と裏話を披露。ゴン役を演じた時には「シャアからゴンへ」と書かれた手紙をもらったという。
恵子さんは、劇場版をめぐみさんと母娘で見に行ったことを明かし、「今をときめく素晴らしい人たちに囲まれ、うちの娘も頑張りました」と話し、イベント中もめぐみさんを見守って立ち位置を注意するなど母の顔を見せていた。
「緋色の幻影(ファントム・ルージュ)」は、原作者の冨樫義博さんが約10年前に描き上げたものの、未公開となっていた“幻のネーム”から生まれたオリジナルストーリー。主人公・ゴンの仲間クラピカの「緋の眼」が奪われたことをきっかけに、クラピカの宿敵、幻影旅団らも交えた恐ろしい事件が巻き起こる。ゲスト声優として俳優の藤木直人さん、女優の川島海荷さんが参加しているほか、主題歌を人気デュオの「ゆず」が手がけており、公開1週間で55万人を動員している。全国東宝系で公開中。(毎日新聞デジタル)
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