加藤あい:女優の仕事は「刺激的でやめられない」 DVD発売「BRAVE HEARTS 海猿」

1 / 8

 18日にDVDとブルーレイディスク(BD)が発売された伊藤英明さん主演の人気シリーズ「海猿」の劇場版最新作「BRAVE HEARTS 海猿」。加藤あいさんは04年に公開された映画1作目から、05年のドラマ化をへて、今作で映画4作目を迎えた「海猿」シリーズでヒロインの環菜役を演じてきた。撮影開始から10年近く続いた長いシリーズの中には「人同士のつながりだったり、絆だったり、あきらめない気持ちだったり、そういうテーマは普遍的にある」というが、変わったことといえば「伊藤さんと私が年取ったこと(笑い)。エンドロール(のメーキングシーン)を見ると、役柄とともに年齢を重ねてきて、2人ともしわの数が増えてきているなと思うんです」とちゃめっ気たっぷりに振り返る。そんな加藤さんにシリーズ最終章「BRAVE HEARTS 海猿」のDVD、BDの見どころや女優の仕事、休日の過ごし方など生き方について聞いた。(毎日新聞デジタル)

あなたにオススメ

 今回の「BRAVE HEARTS 海猿」のDVD・BD化にあたり、「プレミアム・エディション」と銘打ってDVD3枚分、6時間にわたる特典映像が付いてくるバージョンも販売されている。加藤さんは「聞いてびっくりしたんですけど、6時間分の特典映像が入っているんですよね。もはや特典ではないという(笑い)。本編の3倍近くあるそうで、本当に見応え十分」とDVD化ならではの見どころを語る。

 特典映像の中には、加藤さんがイベントでゲッターズ飯田さんに占いをしてもらった映像が含まれている。占いの結果は「大金持ちと結婚できる」と出たが、環菜と同じように加藤さんが結婚したとしたら女優の仕事は続けるか?と聞くと、「結婚するしないに関係なく、この仕事を全くしなくなるというのはないような気がしますね。ただ、何事も決めつけて先のことを決めるタイプではないので、流れに任せるとは思うんですけど。でも、性分的に仕事はやめないと思います。やっぱり刺激的なお仕事だし、(刺激を)味わって、それを楽しみにしているのでやめられないと思います」と言い切った。

 1日休みが取れると、「結局何もしないまま1日が終わってしまう、ということが本当に最近よくあるんです」と笑う。何かすることを決めずに、休みの日は「意外と何も考えていないですね。疲れを取るかというと、そこまで疲れている感じがしないし。何気にシャカシャカしているのかな。ジムに行ったりとか、トレーニングしたりとか」と自由に過ごす。

 長い休みが取れると、「旅行とか行きますね。国内より海外に行くこと多い。そのときによって行き先はバラバラですけど、イタリアも好きですし、ギリシャとか、スペインも好きだし、モルディブも好き」と海外に出かけることが多いよう。

 最後に、女性が50代、60代になっても輝き続ける秘訣(ひけつ)を聞くと、「やっぱり、何か楽しみを持つこと。韓流ドラマにハマったりとか、そういうのも絶対に若返ると思います」といい、最近見かけたエピソードとして「コーヒーをカフェで飲んでいたら、隣にいらっしゃった年配のお二人がスマートフォンを持ち寄って、お孫さんの写真を見せ合ったり、使い方を一方の方が一方の方へ教えているという感じで、すごく楽しそうだったんです。そんなふうに、趣味でもいいし、子供だったり、お孫さんだったり、お友だちでもいいし、なんでもいいと思うんですけど、人生の中で楽しみを持てると輝いていられるのではないでしょうか」とにこやかに語った。

<プロフィル>

 1982年12月12日生まれ。愛知県出身。96年デビュー。04年に公開され17億円を超えるヒットとなった映画「海猿」第1作からヒロイン・環菜役で出演。05年にドラマ「海猿−UMIZARU EVOLUTION−」、06年の映画化第2弾「LIMIT OF LOVE 海猿」、10年の第3弾「THE LAST MESSAGE 海猿」はいずれもその年の邦画実写ナンバーワンに輝いた。12年公開の「海猿」シリーズの最新作「BRAVE HEARTS 海猿」は観客動員数575万人、興行収入73億円を記録。最近の主なドラマ出演作に「聖なる怪物たち」、大河ドラマ「平清盛」、「東野圭吾ミステリーズ 甘いはずなのに」などがある。今後は「極北ラプソディ」(3月19・20日、NHK総合)や金曜ロードショー特別ドラマ「チープ・フライト」(今春、日本テレビ系)などに出演予定。

*「BRAVE HEARTS 海猿」のDVDとブルーレイディスク(BD)は1月18日発売。DVD4枚組みプレミアム・エディションは8190円、BDのプレミアム・エディション(本編BD1枚+特典映像DVD3枚)は9135円、DVDスタンダード・エディションは3990円、BDスタンダード・エディションは4935円。

写真を見る全 8 枚

映画 最新記事