主演映画「王になった男」(チュ・チャンミン監督)のPRのため、約1年ぶりに来日した韓国人俳優のイ・ビョンホンさんが29日、東京都内のホテルで会見を開いた。イさんは、「来日するのも久しぶりですし、こんなふうに記者の皆様の前で会見するのも久しぶりなんですが、非常にうれしくて、胸がときめいています」とご機嫌な様子。同作は、韓国映画史上歴代3位のヒットを記録するなど話題を集めているが、その理由について聞かれると、「イ・ビョンホンが出演してるからだと思います」とユーモアたっぷりに答え、会場を沸かせていた。
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「王になった男」は、韓国で12年9月に公開されたチャンミン監督の最新作。実在した李氏朝鮮十五代目の王・光海の史実とフィクションを織り交ぜ、毒殺の危機におびえ暴君と化していた王・光海の影武者を務めることになった道化者のハソンが、民のことを考える真の王として目覚めていく姿を描く。イさんにとって初の時代劇で、光海とハソンの1人2役を演じている。
同作への出演を決めた理由について、イさんは「時代劇だから挑戦しようと思ったわけではない。物語が非常に素晴らしく、楽しい作品だと思ったので出演を決めました」と笑顔で語り、「とても楽しく撮影できましたし、新しい経験ができて多くのことを学ぶことができました」と振り返った。
イさんは、「もし自分が王様だったらどうだったのかと考えながら見ていただくと、楽しんでいただけると思う。そして、非常に痛快な気分を味わうことができると思います」と呼びかけた。「王になった男」は2月16日に全国で公開。(毎日新聞デジタル)
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