俳優の高良健吾さんが7日、東京都内の劇場で行われた主演映画「横道世之介」(沖田修一監督)の完成披露試写会に吉高由里子さんらとともに登場。主人公・横道世之介を演じた高良さんが「いよいよ本当に(公開日の)2月23日が近づいてきて、だんだん自分たちの手元から『横道世之介』が離れていきます。寂しくてしょうがないです」と語ると、吉高さんも「すごく寂しい。でもそんなに思える作品に関わっているのはすごくうれしくて、複雑な気持ち。他の作品には申し訳ないですが、こんなに好きになった映画は初めてに近い。本当にこの作品が好きです」と笑顔で明かした。
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高良さんは撮影について「本当に幸せな時間だったと思う。反省点はたくさんあるけど、あの時そうしたかった。24歳の春にすごく感じていた芝居のやり方をさせてもらったし、いろんな方たちと絡んで、その方たちとしかできない演技ができてすごくうれしかったです」と熱弁。吉高さんも「さっきも監督と久しぶりに会って、そんなにねっちょり絡んだ人は高良さんしかいないんですけど、キャストのみなさんも好きだなと思って、この作品ってすごく自分の中で強く残る作品なんだなって改めて感じました」としみじみと語っていた。
「横道世之介」は、08、09年に毎日新聞夕刊で連載された吉田修一さんの青春小説が原作。同年に単行本化され、10年に本屋大賞3位と第23回柴田錬三郎賞を受賞している。舞台は80年代後半、長崎の港町に生まれた主人公の横道世之介(高良さん)は18歳で大学進学のため上京。嫌みのないずうずうしさと他人の頼みは断れないお人よしで、人がなぜか寄ってくるという性格の世之介の日常やガールフレンドの令嬢・与謝野祥子(吉高さん)ら世之介を取り巻く人々との日々を描く。
この日は、池松壮亮さん、伊藤歩さん、綾野剛さん、沖田監督も出席し、舞台あいさつに先だって行われたレッドカーペットイベントではサンバ隊も登場した。映画は23日から新宿ピカデリーなど全国で公開予定。(毎日新聞デジタル)
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